令和2年度 学科試験1 問17は、配管工事の留意点に関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。各階ごとに設置するのは止水栓で、逆止弁ではありません。
「地階あるいは2階以上に配管する場合」「原則として各階ごとに」という条件はそのままです。置く器具だけが替えてあります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 地階又は2階以上に配管する場合は、修理や改造工事に備えて各階ごとに止水栓を設置します。「逆止弁」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 行き止まり配管の先端部、水路の上越し部、鳥居配管となっている箇所等、空気溜まりを生じるおそれがある場所などに空気弁を設置します |
| 3 | ○(正しい) | 漏水によるサンドブラスト(サンドエロージョン)現象で他の埋設管に損傷を与えるおそれがあるため、原則として30cm以上離隔を確保します |
| 4 | ○(正しい) | 高水圧を生じるおそれのある場所には減圧弁を設置します |
| 5 | ○(正しい) | 宅地内の配管は、できるだけ直線配管とします |
目的から器具が決まります。
各階ごとに置く理由は、修理や改造工事に備えるためです。そのときに必要なのは、その階だけ水を止められる器具です。
逆止弁は逆流を止める器具で、修理のために水を止める器具ではありません。
| 場所・場面 | 置く器具 |
|---|---|
| 地階又は2階以上(各階ごと) | 止水栓 |
| 空気溜まりを生じるおそれ(行き止まり配管の先端部・水路の上越し部・鳥居配管) | 空気弁 |
| 高水圧を生じるおそれ | 減圧弁 |
名前がそのまま役目を表しています。減圧弁は圧を下げる、空気弁は空気を抜く、止水栓は水を止める。
漏水した水と砂が相手の管を削るからです。これがサンドブラスト(サンドエロージョン)現象です。
離隔がとれないときは、発泡スチロール等で防護します。
詳細は給水管の配管工事の留意事項とは?離隔30cm・曲げ配管の条件・各階の止水栓で扱っています。
地階又は2階以上に配管する場合、各階ごとに何を設置するか。
止水栓です。修理や改造工事に備えるためなので、水を止められる器具が要ります。
空気弁はどんな場所に設置するか。
行き止まり配管の先端部、水路の上越し部、鳥居配管など、空気溜まりを生じるおそれがある場所です。
なぜ他の埋設管と30cm離すのか。
漏水した水と砂が相手の管を削るサンドブラスト現象を防ぐためです。とれないときは発泡スチロール等で防護します。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月