令和2年度 学科試験1 問16は、給水装置の異常現象に関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。砂や鉄粉を除去するときに取り外すのは水道メーターで、給水栓ではありません。
給水用具を損傷することもあるという理由の部分は正しく書かれています。取り外すものだけが替えてあります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 亜鉛めっき鋼管は内部に赤錆が発生しやすく、給水管断面が小さくなって出水不良を起こすおそれがあります |
| 2 | ○(正しい) | 水道水が赤褐色になるのは、水道管内の錆が剥離・流出したものです |
| 3 | ○(正しい) | 断水後の通水でスケール等が水道メーターのストレーナに付着して出水不良になることがあり、この場合はストレーナを清掃します |
| 4 | ×(誤り) | 砂や鉄粉は、水道メーターを取り外して管内から除去します。「給水栓を取り外して」とした点が誤りです |
| 5 | ○(正しい) | 黒色の微細片は、パッキンのゴムやフレキシブル管の内層部の樹脂等が劣化し、栓の開閉で細かく砕けて出てくるものです |
資料が挙げている手順です。
給水装置標準計画・施工方法「5 維持管理」3.異常現象と対策(要旨)
砂・鉄粉=配水管や給水装置の工事の際に混入したもの。水道メーターを取り外して管内から除去する。
同じ問題の選択肢3も、水道メーターのストレーナの話です。この分野で異物を受け止める場所は、メーターの側に置かれています。
この肢は、書き方をほとんど変えずに3年度出ています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 給水栓を取り外して、管内からこれらを除去しなければならない | 平成26年 問10ア・平成29年 問15 |
| まず給水栓を取り外して、管内からこれらを除去する | 令和2年 問16 |
| 現象 | 原因 |
|---|---|
| 赤褐色 | 水道管内の錆の剥離・流出 |
| 黒色の微細片 | パッキンのゴム・フレキシブル管内層部の樹脂の劣化 |
| 出水不良 | 亜鉛めっき鋼管の赤錆で断面が小さくなる/ストレーナへのスケール付着 |
ストレーナの付着は清掃で戻ります。管の断面が小さくなったものは、清掃では戻りません。
詳細は給水装置の異常現象とは?色・味・出水不良の原因を整理で扱っています。
砂や鉄粉を除去するとき何を取り外すか。
水道メーターです。給水栓を取り外すとした肢は3年度で誤りとして出ています。
断水後の通水で出水不良になったときは。
スケール等が水道メーターのストレーナに付着していることがあるので、ストレーナを清掃します。
黒色の微細片の原因は。
止水栓や給水栓のパッキンのゴム、フレキシブル管の内層部の樹脂等の劣化です。栓の開閉で細かく砕けて出てきます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月