令和2年度 学科試験1 問14は、給水管の明示に関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢5です。ガス管は緑色、下水道管は茶色です。
水道管が青色である点は正しく書かれています。あとの2つを1つずつずらしています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢5
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 道路部分に布設する口径75mm以上の給水管に明示テープを設置する場合は、埋設物の名称、管理者、埋設年度を表示するとされ、令和2年は正しい肢でした。ただし令和7年に、財団は「埋設した年」であって「年度」では正答肢にならないとしています(後述) |
| 2 | ○(正しい) | 宅地部分の給水管は、維持管理上必要がある場合には明示杭等により位置を明示することが望ましいとされています |
| 3 | ○(正しい) | 道路内に埋設する際は、水道事業者の指示により、指定された仕様の明示シートを指示された位置に設置します |
| 4 | ○(正しい) | 水道事業者によっては、管の天端部に連続して明示テープを設置することを義務付けている場合があります |
| 5 | ×(誤り) | ガス管は緑色、下水道管は茶色です。「ガス管は黄色、下水道管は緑色」とした点が誤りです |
色の対応です。
| 管 | 明示テープの色 |
|---|---|
| 水道管 | 青色 |
| ガス管 | 緑色 |
| 下水道管 | 茶色 |
この3つを並べた肢は、令和4年 問13に正しい形で出ています。令和2年は、そこから緑を1段ずらして黄色を足しました。
水道の青だけは動かしていません。だから最初の1つを見ても判定できません。
色とは別に、地色を誰が決めるかも出ます。
| 書かれ方 | 出題年度と正誤 |
|---|---|
| 明示テープの地色は建設省道路局の通達に基づき全国で統一 | (正しい) |
| 明示テープの地色は道路管理者ごとに定められている | 令和元年・令和5年(誤り) |
色は全国共通、明示シートの仕様と位置は水道事業者の指示です。同じ「明示」でも、決める相手が分かれています。
令和2年は「名称・管理者・埋設年度」と書いた肢が正しい肢でした。
ところが令和7年 問18で、財団は次のように述べて正答肢なし(受験者全員正解)としています。
令和7年度 正答番号一覧の注記(要旨)
明示すべき事項は「名称」「管理者」「埋設した年」であり、選択肢が「埋設した年度」となっていたため正答肢とならない。
同じ「年度」という語が、令和2年では通り、令和7年では通りませんでした。
令和5年 問13も「埋設物の名称、管理者、埋設年」と書いています。今から覚えるなら「年」のほうです。
詳細は給水管の埋設深さは何mか?道路1.2mと宅地0.3mの使い分けで扱っています。
明示テープの色の組み合わせは。
水道管は青色、ガス管は緑色、下水道管は茶色です。
明示テープの地色は誰が決めるか。
建設省道路局の通達に基づき全国で統一されています。道路管理者ごととした肢は令和元年・令和5年に誤りでした。
明示シートの仕様と位置は誰が決めるか。
水道事業者です。指示された仕様のものを指示された位置に設置します。
明示テープに表示するのは「埋設年」か「埋設年度」か。
令和7年に財団は「埋設した年」であって「年度」では正答肢にならないとし、その問を正答なしにしました。令和2年は「年度」でも正しい肢でしたが、今から覚えるなら「年」です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月