令和2年度 学科試験2 問46は、給水用具に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはイとエです。
イは止水位の変動の向きを裏返しています。エは玉形弁の説明を甲形止水栓に付け替えています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4(ア=正/イ=誤/ウ=正/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ボールタップはフロート(浮玉)の上下によって自動的に弁を開閉する構造で、水洗便器のロータンク用や受水槽用に水を一定量貯めます |
| 2 | ×(誤り) | ダイヤフラム式ボールタップは、給水圧力による止水位の変動が小さいものです。「大きい」とした点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 止水栓は給水の開始、中止及び給水装置の修理その他の目的で給水を制限又は停止するために使用します |
| 4 | ×(誤り) | 止水部が吊りこま構造で流れがS字形となるのは玉形弁です。甲形止水栓は落しこま構造です |
エは、説明の付け替えです。
| 止水用具 | 止水部の構造 | 損失水頭 |
|---|---|---|
| 甲形止水栓 | 落しこま構造 | 極めて大きい |
| 玉形弁 | 吊りこま構造・流れがS字形 | 大きい |
損失水頭が大きいという結論は、どちらも同じです。だから結論のほうを見ても判定できません。
分かれるのは「落しこま」か「吊りこま」か、S字形かどうかです。
この2つは、両方向で入れ替えられています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 甲形止水栓に吊りこま構造・S字形を当てる | 令和2年 |
| 玉形弁に落しこま構造・こまパッキンの摩耗を当てる | 令和7年 |
ダイヤフラム式ボールタップは、給水圧力による止水位の変動が小さいものです。
「大きい」とした肢は、令和2年と令和4年の2年度とも誤りとして出ています。
圧力室内部の圧力変化を利用してダイヤフラムを動かす、という前半は正しく書かれています。最後の一語だけが裏返ります。
詳細は止水用具とは?玉形弁・仕切弁・ボール止水栓の損失水頭の違いとボールタップとは?ダイヤフラム式との違いと止水位の変動で扱っています。
甲形止水栓の止水部の構造は。
落しこま構造です。吊りこま構造で流れがS字形になるのは玉形弁です。
ダイヤフラム式ボールタップの止水位の変動は。
給水圧力による変動が小さいものです。大きいとした肢は令和2年と令和4年の2年度とも誤りでした。
損失水頭で甲形止水栓と玉形弁を見分けられるか。
見分けられません。どちらも大きい側です。分かれるのは落しこまか吊りこまかです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月