令和2年度 学科試験2 問41は、給水管に関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は、長期間直射日光に当たると耐衝撃強度が低下することがあります。
「外力がかかりやすい屋外配管用に改良したもの」という前半は正しく書かれています。そこから「だから日光にも強い」と続けたところが違います。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 硬質ポリ塩化ビニル管は耐食性、特に耐電食性に優れ、他の樹脂管に比べると引張降伏強さが大きいです |
| 2 | ○(正しい) | ポリブテン管は有機溶剤、ガソリン、灯油等に接すると管に浸透し、軟化・劣化や水質事故を起こすことがあります |
| 3 | ×(誤り) | 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は、長期間直射日光に当たると耐衝撃強度が低下することがあります。「低下しない」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | ステンレス鋼鋼管は鋼管に比べて耐食性が優れ、薄肉だが強度的に優れ軽量で取扱いが容易です |
| 5 | ○(正しい) | 架橋ポリエチレン管は長尺物で中間での接続が不要、給水・給湯の住宅の屋内配管で使用されています |
この論点は、両方向で出ています。
| 書かれ方 | 出題年度と正誤 |
|---|---|
| 直射日光に当たっても耐衝撃強度が低下しない | 令和2年・令和5年(誤り) |
| 長期間直射日光に当たると耐衝撃強度が低下することがある | 令和7年(正しい) |
「屋外配管用に改良した」という説明が前に置かれているので、日光にも強いように読めてしまいます。
改良されたのは衝撃に対してであって、日光に対してではありません。
| 管 | 弱点として出るもの |
|---|---|
| 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管 | 長期間の直射日光で耐衝撃強度が低下 |
| ポリブテン管 | 有機溶剤、ガソリン、灯油等が浸透して軟化・劣化 |
どちらも「接触させない・当てない」という向きの注意です。
詳細は硬質ポリ塩化ビニル管とは?耐衝撃性・耐熱性との違いと接着後24時間で扱っています。
耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管は直射日光に強いか。
長期間当たると耐衝撃強度が低下することがあります。低下しないとした肢は令和2年と令和5年に誤りでした。
ポリブテン管が接触してはいけないものは。
有機溶剤、ガソリン、灯油等です。管に浸透して軟化・劣化や水質事故を起こすことがあります。
架橋ポリエチレン管の特徴は。
長尺物のため中間での接続が不要で、給水・給湯の住宅の屋内配管で使用されています。
> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月