令和2年度 学科試験2 問42は、給水管に関する問題です。5つの記述から、適当なものを1つ選びます。
正しいのは選択肢4です。銅管はアルカリに侵されず、スケールの発生も少ないが、遊離炭酸が多い水には適さないとされています。
この一文は、3つの性質を並べたうえで最後だけ向きが変わります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | ダクタイル鋳鉄管の内面防食について、異形管をモルタルライニングのみとしています |
| 2 | ×(誤り) | 水道用ポリエチレン二層管について、寒冷地では使用しないとしています |
| 3 | ×(誤り) | ポリブテン管について、高温時では強度が低下するため温水用配管には適さないとしています |
| 4 | 正解 | 銅管は、アルカリに侵されず、スケールの発生も少ないが、遊離炭酸が多い水には適さない |
| 5 | ×(誤り) | 硬質塩化ビニルライニング鋼管について、外面仕様はすべて亜鉛めっきとしています |
銅管の性質は、3つがセットで出ます。
| 性質 | 向き |
|---|---|
| アルカリ | 侵されない |
| スケール | 発生が少ない |
| 遊離炭酸が多い水 | 適さない |
前の2つが「強い」側なので、最後も同じ向きに読んでしまいます。ここだけが逆です。
| 書かれ方 | 出題年度と正誤 |
|---|---|
| 遊離炭酸が多い水に適する | 令和3年・令和5年(誤り) |
| 遊離炭酸が多い水に適さない | 令和2年(正しい) |
アルカリの側は、どの年度も「侵されない」で動いていません。動くのは遊離炭酸の一句だけです。
| 肢 | 引っかかる語 |
|---|---|
| ダクタイル鋳鉄管の内面防食 | 異形管をモルタルライニングだけに限定している |
| 水道用ポリエチレン二層管 | 寒冷地では使用しないと言い切っている |
| ポリブテン管 | 温水用配管には適さないと言い切っている |
| 硬質塩化ビニルライニング鋼管 | 外面仕様をすべて亜鉛めっきとしている |
4つとも「だけ」「しない」「すべて」で範囲を閉じています。範囲を閉じた肢が4つ並んでいるので、残る1つが答えになります。
詳細は銅管とは?遊離炭酸が多い水に適さない理由と胴継ぎ25mmで扱っています。
銅管は遊離炭酸が多い水に適するか。
適しません。適するとした肢は令和3年と令和5年の2年度とも誤りでした。
銅管のアルカリに対する性質は。
侵されません。この向きはどの年度も動いていません。
この問題で残り4肢に共通しているのは。
「だけ」「しない」「すべて」で範囲を閉じている点です。
> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月