令和元年度 学科試験2 問56は、工事用電力設備における電気事故防止の基本事項に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。仮設の電気工事を行うのは電気工事士で、給水装置工事主任技術者ではありません。
根拠として挙げている省令の名前は正しく書かれています。替えられているのは担い手だけです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 電力設備には感電防止用漏電遮断器を設置し、感電事故防止に努めます |
| 2 | ○(正しい) | 高圧配線、変電設備には危険表示を行い、接触の危険のあるものには必ず柵、囲い、覆い等の感電防止措置を行います |
| 3 | ○(正しい) | 水中ポンプその他の電気関係器材は、常に点検と補修を行い正常な状態で作動させます |
| 4 | ×(誤り) | 仮設の電気工事は電気工事士が行います。「給水装置工事主任技術者が行う」とした点が誤りです |
担い手は、法律で決まっています。
電気工事士法第3条(要旨)
電気工事の作業には、電気工事士でなければ従事してはならない。
給水装置工事主任技術者の資格は、電気工事の作業を認めるものではありません。
設問は「電気事業法に基づく省令等により」という正しい根拠を先に置いて、その後で担い手を差し替えています。
根拠が正しく書かれているぶん、そのまま読み流しやすい形です。
この主題は、正誤が分かれる場所が2つに決まっています。
| 論点 | 正しい形 | 誤りとして出た形 |
|---|---|---|
| 遮断器の種類 | 感電防止用漏電遮断器 | 配線用遮断器(令和7年) |
| 仮設の電気工事の担い手 | 電気工事士 | 給水装置工事主任技術者(令和元年・令和7年の2年度とも) |
この主題は令和元年と令和7年の2年度で出ており、使われた記述は4つ、両年度ともまったく同じ内容です。
4つの記述を覚えてしまえば、あとは2か所を見るだけで決まります。
肢1の遮断器も、名前から役割が読めます。
「漏電」遮断器は電気が漏れたときに切るもので、感電を防ぎます。「配線用」遮断器は電気の使いすぎで切れるもので、目的が違います。
詳細は工事用電力設備と電気事故防止とは?遮断器と担い手が入れ替えられるで扱っています。
仮設の電気工事は誰が行うか。
電気工事士です。電気工事士法第3条により、電気工事の作業には電気工事士でなければ従事できません。
工事用電力設備に設置する遮断器は。
感電防止用漏電遮断器です。配線用遮断器とした肢は令和7年に誤りです。
高圧配線や変電設備にはどうするか。
危険表示を行い、接触の危険のあるものには必ず柵、囲い、覆い等の感電防止措置を行います。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月