令和元年度 学科試験1 問25は、クロスコネクションに関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
正しいのはアだけで、イ・ウ・エの3つが誤りです。
3つとも「つないでよい場合」を作ろうとしています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2(ア=正/イ=誤/ウ=誤/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 水圧状況によって工業用水、排水、ガス等が逆流するとともに、配水管を経由して他の需要者にまでその汚染が拡大する非常に危険な配管です |
| 2 | ×(誤り) | 逆止弁を設置しても直接連結はできません。「連結することができる」とした点が誤りです |
| 3 | ×(誤り) | 受水槽以下の配管との接続もクロスコネクションです。「クロスコネクションではない」とした点が誤りです |
| 4 | ×(誤り) | 一時的な仮設でも直接連結はできません。「連結することができる」とした点が誤りです |
3つとも、抜け道の作り方が違うだけです。
| 肢 | 作ろうとした抜け道 | 実際は |
|---|---|---|
| イ | 器具を付ければよい(逆止弁) | 仕切弁や逆止弁を入れても不可 |
| ウ | 対象から外す(受水槽以下) | 受水槽以下の配管もつないではいけない配管 |
| エ | 期間で外す(一時的な仮設) | 一時的な仮設でも不可 |
つないだ時点で違反です。条件を満たせばよい、という形はどれも成り立ちません。
この3つは、複数の年度で出ています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 逆止弁を設置すれば直接連結できる | 令和元年・令和4年・令和5年 |
| 受水槽以下の配管との接続はクロスコネクションではない | 4年度 |
逆に「仕切弁や逆止弁を設置して逆流の防止を図ったとしても、これを直接連結することは絶対に行ってはならない」という記述は、令和3年と令和7年に正しい肢として出ています。
同じ論点を、正しい形と誤りの形の両方で出してきます。
アは、5年度すべてで正しい肢として出ている定義です。
怖いのは自分の建物だけで終わらない点です。水圧の状況によっては逆流が起き、配水管を経由して他の需要者にまで汚染が拡大します。
詳細はクロスコネクションとは?逆止弁を付ければつないでよいのかで扱っています。
逆止弁を設置すれば井戸水配管とつないでよいか。
いけません。仕切弁や逆止弁を入れても、一時的な仮設でも直接連結は許されません。
受水槽以下の配管との接続はクロスコネクションか。
クロスコネクションです。対象外とした肢は4年度にわたり誤りとして出ています。
クロスコネクションの怖さはどこか。
水圧状況によって逆流が起き、配水管を経由して他の需要者にまで汚染が拡大する点です。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月