給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和元年度 給水装置工事法 問12 を解説(0.3mは宅地の数字)

令和元年度 学科試験1 問12は、給水管の埋設深さ及び占用位置に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢3です。0.3mは宅地部分の標準値で、浅層埋設の歩道部の値ではありません。

同じ問題の中に、正しい0.3m(肢4・宅地内)と誤りの0.3m(肢3・浅層埋設の歩道部)が並んでいます。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢3

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 道路を縦断して埋設する場合は、他の埋設物への影響及び占用離隔に十分注意し、道路管理者が許可した占用位置に配管します
2 ○(正しい) 浅層埋設は、埋設工事の効率化、工期の短縮及びコスト縮減等の目的のため運用が開始されました
3 ×(誤り) 0.3mは宅地部分の標準値です。浅層埋設の歩道部に当てはめた点が誤りです
4 ○(正しい) 給水管の埋設深さは、宅地内にあっては0.3m以上を標準とします

選択肢3のポイント(ここが誤り)

数字は、場所ごとに別に持ちます。

場所 深さ 根拠
道路部分(水管の本線)1.2m(やむを得ない場合0.6m)を超える道路法施行令第11条の3
宅地(敷地)部分0.3m以上が標準給水装置標準計画・施工方法

道路部分と宅地部分では、桁が違います。1.2mと0.3mは4対1です。

0.3mを道路や浅層埋設の歩道部に当てはめた肢は、令和元年と令和6年の2年度とも誤りとして出ています。

この問題は、並べ方そのものが手がかりです。

0.3mの使われ方 正誤
3浅層埋設の歩道部に当てる誤り
4宅地内に当てる正しい

同じ数字が2か所に出てきたら、どちらか一方は場所が違うと疑ってください。

肢2の「浅層埋設の目的」は、そのまま正しい記述です。

効率化・工期短縮・コスト縮減という3つが並びます。浅くすれば掘る量が減るという、素直な理由です。

詳細は給水管の埋設深さは何mか?道路1.2mと宅地0.3mの使い分けで扱っています。

覚え方

  • 0.3mは宅地部分の標準値。浅層埋設の歩道部に当てた肢は令和元年・令和6年とも誤り
  • 同じ問題に正しい0.3m(宅地内)と誤りの0.3m(浅層埋設の歩道部)が並ぶ
  • 同じ数字が2か所に出てきたら、どちらか一方は場所が違うと疑う
  • 道路部分は1.2m(やむを得ない場合0.6m)を超えること。宅地部分の4倍
  • 浅層埋設の目的=埋設工事の効率化・工期の短縮・コスト縮減

理解度チェック

Q.

0.3mはどこの数字か。

宅地(敷地)部分の標準値です。浅層埋設の歩道部に当てはめた肢は令和元年と令和6年に誤りとして出ています。

Q.

道路部分の埋設深さの基準は。

水管の本線の頂部と路面との距離が1.2m、工事実施上やむを得ない場合は0.6mを超えていることです。

Q.

浅層埋設が始まった目的は。

埋設工事の効率化、工期の短縮及びコスト縮減等のためです。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和元年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問12=(3))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 道路法施行令第11条の3第1項第2号(e-Gov法令検索)。条文の引用は同法令によります。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。施工の手順・数値は同資料の記述によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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