給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和元年度 給水装置工事法 問11 を解説(全開と、重いが先)

令和元年度 学科試験1 問11は、サドル付分水栓の穿孔施工に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはアとウです。どちらも1語だけ裏返した形です。

アは全開と全閉、ウは重いと軽いを入れ替えています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4(ア=誤/イ=正/ウ=誤/エ=正)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 取付け前に確認するのは、弁体が全開状態になっているかです。「全閉状態」とした点が誤りです
2 ○(正しい) 配水管の管軸頂部にその中心線が来るように取付け、給水管の取出し方向及び管軸方向から見て傾きがないことを確認します
3 ×(誤り) 穿孔中はハンドルの回転が重く感じられ、穿孔の終了に近づくと軽くなります。軽重が逆です
4 ○(正しい) 電動穿孔機は火花を発するため、引火性の危険物が存在する環境の場所では絶対に使用しません

選択肢ア・ウのポイント(ここが誤り)

アもウも、理屈から向きが戻せます。

正しい向き そうなる理由
全開弁が閉じていたらドリルが通らない
穿孔中が重い管を削っている間が重い。抜ければ抵抗がなくなる

この2つは、覚えていなくても手を動かす場面を思い浮かべれば出せます。

アの形は、複数の年度で出ています。

誤りとして出た形 出題年度
弁体が全閉状態になっているか確認する令和元年・令和3年・令和6年
穿孔中は軽く、終了に近づくと重くなる令和元年(令和3年・令和4年にも同じ論点)

ウは、正しい向きだと「センタードリルの穿孔が終了するとハンドルの回転が軽くなる」と書かれます。終了に近づいて軽くなるのは、削り切って抵抗がなくなるからです。

イとエは、そのまま正しい記述です。

  • 取り付ける位置は管軸頂部。中心線が頂部に来るようにする
  • 電動穿孔機は整流ブラシとスイッチのON・OFF時に火花を発する

エは「絶対に使用しない」と言い切っていますが、これは正しい記述です。言い切りの語があっても、条件を消しているとは限りません。

詳細はサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。

覚え方

  • 確認するのは弁体が全開状態(全閉は令和元年・3年・6年に誤り)
  • ★理由=弁が閉じていたらドリルが通らない。覚えていなくても手を動かす場面から出せる
  • 穿孔中は重く、終了に近づくと軽くなる
  • ★理由=管を削っている間が重い。抜ければ抵抗がなくなる
  • 言い切りの語があっても誤りとは限らない(エの「絶対に使用しない」は正しい記述)

理解度チェック

Q.

サドル付分水栓を取り付ける前に、弁体はどの状態か確認するか。

全開状態です。弁が閉じていたらドリルが通りません。全閉とした肢は3年度で誤りです。

Q.

穿孔中のハンドルの手ごたえはどう変わるか。

穿孔中は重く感じ、センタードリルの穿孔が終了すると軽くなります。管を削っている間が重いためです。

Q.

取り付ける位置はどこか。

配水管の管軸頂部に中心線が来るように取り付けます。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和元年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問11=(4))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。施工の手順・数値は同資料の記述によります。
  • 公益社団法人 日本水道協会「水道工事標準仕様書」。サドル付分水栓の取付けと穿孔の手順は同仕様書によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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