平成30年度 学科試験2 問57は、労働安全衛生に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。作業主任者の選任が必要になるのは、掘削面の高さが2m以上のときです。
「2m以上」という数値も、「地山の掘削作業主任者」という名前も正しく書かれています。測る場所だけが幅に替えてあります。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 土止め支保工の切りばり又は腹起こしの取付け又は取り外しの作業は、作業主任者が作業現場に立会い、作業の進行状況を監視しなければ施行させてはなりません |
| 2 | ○(正しい) | 就業制限に係る業務に従事するときは、免許証その他資格を証する書面を携帯していなければなりません |
| 3 | ○(正しい) | 硫化水素濃度10ppmを超える空気を吸入すると、硫化水素中毒を発生するおそれがあります |
| 4 | ×(誤り) | 地山の掘削作業主任者の選任が必要になるのは、掘削面の高さが2m以上のときです。「掘削面の幅が」とした点が誤りです |
政令が「高さ」と書いています。
労働安全衛生法施行令第6条第9号(要旨)
掘削面の高さが2メートル以上となる地山の掘削(ずい道及びたて坑以外の坑の掘削を除く。)の作業
掘る深さが2m以上になると、崩れたときに人が埋まります。
幅が広くても浅ければ、埋まる危険は高くありません。だから見るのは高さです。
| 作業 | 条件 |
|---|---|
| 地山の掘削 | 掘削面の高さが2m以上 |
| 足場 | つり足場、張り出し足場、又は高さ5m以上 |
| 土止め支保工 | 数値の条件なし |
| 酸素欠乏危険場所 | 数値の条件なし |
数値が付く2つが狙われます。
令和2年 問37は同じ地山の掘削を「1.5m以上」として誤りにしました。平成30年は数値でなく、測る場所のほうを替えています。
酸素欠乏等の定義では、硫化水素濃度が百万分の十を超える状態も含まれます。
百万分の十が10ppmです。
詳細は酸素欠乏危険作業とは?作業主任者の選任と換気は18パーセント以上で扱っています。
地山の掘削で作業主任者が必要になるのは。
掘削面の高さが2m以上のときです。幅ではありません。
なぜ高さで見るのか。
掘る深さが2m以上になると、崩れたときに人が埋まるためです。
硫化水素の濃度はいくつから危険か。
10ppm(百万分の十)を超えると硫化水素中毒を発生するおそれがあります。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月