給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成30年度 給水装置施工管理法 問54 を解説(誰に及んだかで決まる)

平成30年度 学科試験2 問54は、公衆災害に該当するものを選ぶ問題です。4つから適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

公衆災害に該当するのは選択肢3です。

水道管を毀損して断水させた相手は、工事に関係のない人たちです。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢3

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 交通整理員が交通事故に巻き込まれ死亡した(工事の関係者なので労働災害です)
2 ×(誤り) 建設機械が転倒し作業員が負傷した(工事の関係者
3 正解 水道管を毀損したため、断水した。断水したのは工事に関係のない第三者です
4 ×(誤り) 作業員が掘削溝に転落し負傷した(工事の関係者

この問題のポイント(ここが正解)

要綱が「公衆」を定義しています。

建設工事公衆災害防止対策要綱 第1(要旨)

公衆災害とは、当該工事の関係者以外の第三者に対する生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいう。

見るのは「誰に及んだか」だけです。

けがの重さでは決まりません。死亡していても、工事の関係者なら労働災害です。

選択肢1がいちばん紛らわしい

被害を受けた人 扱い
交通整理員工事の関係者=労働災害
作業員工事の関係者=労働災害
断水した需要者第三者=公衆災害

交通整理員は道路にいて、通行者と接しています。それでも工事のために配置された人なので、関係者です。

「迷惑」まで含む

要綱は、危害だけでなく迷惑も公衆災害に含めています。

断水はけがではありませんが、第三者に及んだ迷惑なので公衆災害です。

この仕分けは、4年度にわたって問われています。

詳細は建設工事公衆災害防止対策要綱とは?公衆災害に当たるのはどれかで扱っています。

覚え方

  • 公衆災害は工事の関係者以外の第三者に生じた危害と迷惑
  • けがの重さでは決まらない。死亡していても工事の関係者なら労働災害
  • 交通整理員も工事の関係者。道路にいても、工事のために配置された人
  • 「迷惑」まで含むので、断水も公衆災害になる
  • ★この仕分けは4年度にわたって問われている

理解度チェック

Q.

公衆災害とは何か。

当該工事の関係者以外の第三者に対する生命、身体及び財産に関する危害並びに迷惑です。

Q.

交通整理員のけがは公衆災害か。

違います。工事の関係者なので労働災害です。

Q.

断水は公衆災害か。

公衆災害です。けがではありませんが、第三者に及んだ迷惑にあたります。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問54=(3))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編)」。公衆災害の定義(第1)は同要綱によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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