給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成30年度 給水装置施工管理法 問53 を解説(固定さくは1.2m以上)

平成30年度 学科試験2 問53は、建設工事公衆災害防止対策要綱に基づく保安対策に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。作業場における固定さくの高さは1.2m以上です。

「通行者の視界を妨げないようにする必要がある場合は、さく上の部分を金網等で張り、見通しをよくする」という後半はそのままです。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 作業場における固定さくの高さは1.2m以上です。「0.8m以上」とした点が誤りです
2 ○(正しい) 固定さくの袴部分及び移動さくの横板部分は黄色と黒色を交互に斜縞に彩色し、各縞の幅は10cm以上15cm以下、水平との角度は45度を標準とします
3 ○(正しい) 移動さくは高さ0.8m以上1m以下、長さ1m以上1.5m以下で、支柱の上端に幅15cm程度の横板を取り付けてあるものを標準とします
4 ○(正しい) 工事用の諸施設を設置する際、必要がある場合は地盤面から高さ0.8m以上2m以下の部分について、通行者の視界を妨げないよう措置を講じます

選択肢1のポイント(ここが誤り)

平成28年 問52の穴埋めで、この数値が正面から問われています。

平成28年 問52(正答=(1))

作業場における固定さくの高さは1.2メートル以上とし…移動さくは、高さ0.8メートル以上1メートル以下、長さ1メートル以上1.5メートル以下で、支柱の上端に幅15センチメートル程度の横板を取り付けてあるものを標準とする。…各縞の幅は10センチメートル以上15センチメートル以下、水平との角度は45度を標準とする。

平成30年は、この4つの数値のうち固定さくの高さだけを動かしました。

0.8mが3か所に出てくる

項目 数値
固定さくの高さ1.2m以上
移動さくの高さ0.8m以上1m以下
視界を妨げない部分地盤面から0.8m以上2m以下

同じ問題の中に0.8mが2か所あります。そこへ固定さくの高さも0.8mにすると、3つ揃って見えます。

揃っているほうが自然に見えるので、そこが狙われます。

固定さくと移動さくの違い

さく 寸法
固定さく高さ1.2m以上
移動さく高さ0.8m以上1m以下、長さ1m以上1.5m以下、横板の幅15cm程度

据え付けるものは高く、動かすものは低めです。

移動さくは、間隔をあけないように設置するか、間に安全ロープ等をはってすき間ができないようにします。

詳細は移動さくとは?間隔をあけない理由と、間に張るのは安全ロープ建設工事公衆災害防止対策要綱とは?公衆災害に当たるのはどれかで扱っています。

覚え方

  • 固定さくの高さは1.2m以上。移動さくは0.8m以上1m以下
  • 同じ問題に0.8mが2か所ある(移動さくの高さ・視界を妨げない部分)。そこへ固定さくも0.8mにすると3つ揃って見える
  • 揃っているほうが自然に見えるので狙われる
  • 彩色は黄色と黒色を交互に斜縞、各縞の幅10cm以上15cm以下、水平との角度45度
  • ★正しい数値は平成28年問52の穴埋めで正面から問われている

理解度チェック

Q.

固定さくの高さは。

1.2m以上です。0.8m以上とした肢は平成30年に誤りでした。

Q.

移動さくの寸法は。

高さ0.8m以上1m以下、長さ1m以上1.5m以下で、支柱の上端に幅15cm程度の横板を取り付けます。

Q.

斜縞の彩色の決まりは。

黄色と黒色を交互に斜縞に彩色し、各縞の幅は10cm以上15cm以下、水平との角度は45度を標準とします。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問53=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編)」。固定さく・移動さくの寸法、袴部分と横板部分の彩色、視界を妨げない部分の高さは同要綱によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成28年度 学科試験2 問題」問52および同年度の正答番号(問52=(1))。固定さくの高さ1.2m、横板の幅15cm、縞の幅15cm、角度45度は同問の穴埋めの正答から確定したものです。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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