給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成30年度 給水装置の構造及び性能 問28 を解説(測る先は最下端)

平成30年度 学科試験1 問28は、逆流防止に関する穴埋め問題です。ア〜ウに入る語句の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

入るのは最下端・長辺・最小内径です。

3つとも、どれを取るかで迷わせてきます。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4(ア=最下端/イ=長辺/ウ=最小内径)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) ア=中央/イ=短辺/ウ=最小内径
2 ×(誤り) ア=最下端/イ=短辺/ウ=最大内径
3 ×(誤り) ア=中央/イ=長辺/ウ=最大内径
4 正解 ア=最下端/イ=長辺/ウ=最小内径

この問題のポイント(ここが正解)

アは、測る先の話です。

給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 別表第二(要旨)

近接壁から吐水口の中心までの水平距離及び越流面から吐水口の最下端までの垂直距離が確保されていること。

水平距離は中心まで、垂直距離は最下端までです。2つの距離で、測る先が違います。

この問題が聞いているのは垂直距離なので、最下端です。

イは断面が長方形のとき

長方形の場合は長辺をdとします。

短辺を取ると、確保すべき距離が小さく出てしまいます。安全側に立つなら大きいほうです。

ウは3つのうちの最小

設問が3つを並べています。

有効開口の内径d′の候補として挙げられているもの
吐水口の内径d
こま押さえ部分の内径
給水栓の接続管の内径

このうちの最小内径がd′です。

水が実際に通れる太さは、いちばん細いところで決まります。途中に狭い部分があれば、それより太くは流れません。

Dとdの取り違えにも注意

壁からの離れは吐水口の内径Dで測り、確保する距離は有効開口の内径dで出します。

記号が2つあるので、どちらの話かを見ます。

詳細は吐水口空間とは?越流面から測る距離と呼び径ごとの数値で扱っています。

覚え方

  • 垂直距離は越流面から吐水口の最下端まで。水平距離は近接壁から吐水口の中心まで
  • 2つの距離で測る先が違う(中心と最下端)
  • ★断面が長方形なら長辺をdとする。短辺を取ると確保すべき距離が小さく出る
  • ★有効開口の内径d′は3つのうちの最小内径水が通れる太さはいちばん細いところで決まる
  • Dは吐水口の内径、dは有効開口の内径。壁からの離れはD、確保する距離はd

理解度チェック

Q.

越流面から測るのは吐水口のどこまでか。

最下端までです。近接壁からの水平距離は吐水口の中心までなので、測る先が違います。

Q.

吐水口の断面が長方形のときは。

長辺をdとします。

Q.

有効開口の内径d′とは何か。

吐水口の内径d、こま押さえ部分の内径、給水栓の接続管の内径の3つのうちの最小内径です。

> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問28=(4))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第5条・別表第二・別表第三(e-Gov法令検索)。条文の引用は同法令によります。
  • 有効開口の内径d′が3つのうちの最小内径であることは、設問が3つを並べたうえで公表正答が「最小内径」を正しい語としていることから確定したものです。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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