給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成30年度 給水装置の構造及び性能 問25 を解説(飲用の水が通るか)

平成30年度 学科試験1 問25は、通常の使用状態において給水装置の浸出性能基準の適用対象外となる給水用具を選ぶ問題です。4つから適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

対象外になるのは散水栓です。

分かれ目は、飲用に供される水が通るかどうかです。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1(散水栓)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 正解 散水栓。飲用に供される水が通る前提の器具ではないため、対象外です
2 ×(誤り) 受水槽用ボールタップ(対象
3 ×(誤り) 洗面所の水栓(対象
4 ×(誤り) バルブ類(対象

この問題のポイント(ここが正解)

基準の目的から決まります。

浸出性能基準は、給水装置から金属等が浸出し、飲用に供される水が汚染されることを防止するためのものです。

だから飲用の水が通らないものは外れます。

扱い 給水用具
対象外散水栓/ふろ用の水栓/食器洗浄用の水栓/食器洗い機/洗浄弁/洗浄装置付便座/ロータンク用ボールタップ/ふろ給湯専用の給湯機
対象受水槽用ボールタップ洗面所の水栓バルブ類/冷水機

受水槽用ボールタップと冷水機は対象です。受水槽に入るのは飲用に供される水だからです。

ロータンク用と受水槽用で分かれる

同じボールタップでも、ロータンク用は対象外、受水槽用は対象です。

ロータンクは便器を洗う水なので、飲用ではありません。名前が同じ器具でも、どこに付くかで分かれます。

この論点は繰り返し出ている

令和5年は「浸出性能基準の適用対象外となる給水用具」を選ばせる問題で、答えはふろ用の水栓でした。

令和4年は組み合わせを選ばせる形で、対象外は食器洗い機と散水栓です。

詳細は浸出性能基準とは?対象外になる給水用具と末端で厳しくなる基準値で扱っています。

覚え方

  • 分かれ目は飲用に供される水が通るか。散水栓は通らないので対象外
  • 同じボールタップでも、ロータンク用は対象外・受水槽用は対象。どこに付くかで分かれる
  • 対象外=散水栓・ふろ用の水栓・食器洗浄用の水栓・食器洗い機・洗浄弁・洗浄装置付便座・ロータンク用ボールタップ
  • 対象=受水槽用ボールタップ・洗面所の水栓・バルブ類・冷水機
  • ★令和5年は答えがふろ用の水栓、令和4年は食器洗い機と散水栓

理解度チェック

Q.

散水栓は浸出性能基準の対象か。

対象外です。飲用に供される水が通る前提の器具ではないためです。

Q.

ボールタップはどちらか。

ロータンク用は対象外、受水槽用は対象です。受水槽に入るのは飲用に供される水だからです。

Q.

対象外になる分かれ目は何か。

飲用に供される水が通るかどうかです。

> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問25=(1))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 給水装置の構造及び材質の基準に関する省令第2条(e-Gov法令検索)。条文の引用は同法令によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和4年度」「令和5年度」「令和6年度」の各学科試験の問題および各年度の正答番号。対象・対象外の区分は各年度の問題と正答番号によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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