平成30年度 学科試験1 問22は、水の汚染防止に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。シアンの汚染源には、その影響のないところまで離して配管します。
材質を選んで守ろうとする形になっています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 洗浄弁、温水洗浄便座、ロータンク用ボールタップは浸出性能基準の適用対象外の給水用具です |
| 2 | ○(正しい) | 合成樹脂管をガソリンスタンド、自動車整備工場等にやむを得ず埋設配管する場合、さや管等により適切な防護措置を施します |
| 3 | ×(誤り) | シアンを扱う施設に近接した場所では、その影響のないところまで離して配管します。「ステンレス鋼鋼管を使用する」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 末端部が行き止まりで水が停滞する構造であってはなりません。ただし当該末端部に排水機構が設置されているものは、この限りでないとされています |
汚染源の種類で、打つ手が分かれています。
| 汚染源 | 打つ手 |
|---|---|
| シアン、六価クロム等の有毒薬品置場、有害物の取扱場、汚水槽 | 影響のないところまで離して配管する |
| 鉱油類、有機溶剤その他の油類 | 浸透するおそれのない材質にする、又はさや管等で防護する |
同じ問題の中に、選択肢2として油類の側が正しい形で入っています。
ガソリンスタンドや自動車整備工場は油類の側なので、さや管でよいのです。シアンの側にその考え方を持ち込んだのが選択肢3です。
| シアン等の側に当てられた語 | 出題年度 |
|---|---|
| さや管などで防護措置を施した | 令和元年・令和4年・令和6年 |
| ステンレス鋼鋼管を使用する | 平成30年 |
| ライニング鋼管を用いて配管した | 令和2年 |
さや管・ステンレス鋼鋼管・ライニング鋼管と、当てられる語が3通りあります。語を覚える形では追いつきません。
正しい手当てが「離す」ことだと持っていれば、何が当てられても判定できます。
末端部が行き止まりでも、排水機構が設置されていれば認められます。
ただし書きを落とすと誤りになる場所です。
詳細は水道水の汚染防止とは?さや管が効くのは油類・汚染源は離して配管と浸出性能基準とは?対象外になる給水用具と末端で厳しくなる基準値で扱っています。
シアンの取扱場が近くにあるときはどうするか。
その影響のないところまで離して配管します。材質を選んで守る形は誤りとして繰り返し出ています。
ガソリンスタンドに合成樹脂管を埋設配管してよいか。
さや管等で適切な防護措置を施せば使えます。
末端部が行き止まりの配管は認められないか。
排水機構が設置されているものは、この限りでないとされています。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月