給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成30年度 給水装置の概要 問47 を解説(銅管は耐食性が上)

平成30年度 学科試験2 問47は、給水管に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。銅管は耐食性に優れます

「引張強さが比較的大きい」という前半は正しく書かれています。そこに「が」で続けて逆の向きにしています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 硬質塩化ビニルライニング鋼管は機械的強度が大きく、耐食性に優れ、屋内及び埋設用で外面仕様の異なるものがあるので環境条件を考慮して選定します
2 ×(誤り) 銅管は耐食性に優れています。「耐食性が劣る」とした点が誤りです
3 ○(正しい) ポリブテン管は有機溶剤、ガソリン、灯油等に接すると管に浸透し、軟化・劣化や水質事故を起こすことがあります
4 ○(正しい) 硬質ポリ塩化ビニル管は難燃性であるが、熱及び衝撃には比較的弱いものです

選択肢2のポイント(ここが誤り)

「が」でつなぐ形に注意します。

前半 後半
選択肢2引張強さが比較的大きい耐食性が劣る(誤り)
選択肢4難燃性である熱及び衝撃には比較的弱い(正しい

「が」でつないだ肢が2つ並んでいます。片方は本当に弱点があり、片方は無い弱点を作っています。

形が同じなので、形では判定できません。

銅管の性質はセットで持つ

項目 向き
耐食性優れる
アルカリ侵されない
スケール発生が少ない
遊離炭酸が多い水適さない

弱点は遊離炭酸のところだけです。耐食性そのものは良い側です。

令和2年 問42には「銅管は、アルカリに侵されず、スケールの発生も少ないが、遊離炭酸が多い水には適さない」が正しい肢として出ています。

選択肢1の「外面仕様の異なるもの」

硬質塩化ビニルライニング鋼管は、内面が塩化ビニル、外面が用途によって違います。

屋内用と埋設用で外面が変わるので、どこに使うかを見て選びます。

詳細は銅管とは?遊離炭酸が多い水に適さない理由と胴継ぎ25mmライニング鋼管とは?管端防食が要る理由と強度・耐食性の分担で扱っています。

覚え方

  • 銅管は耐食性に優れる。「劣る」は誤り
  • ★銅管の弱点は遊離炭酸が多い水のところだけ。耐食性・アルカリ・スケールはどれも良い側
  • 「〜が、〜」でつないだ肢が2つ並んでいる(選択肢2と4)。形では判定できない
  • ★選択肢4は本当に弱点がある(硬質ポリ塩化ビニル管は熱及び衝撃に比較的弱い)
  • 硬質塩化ビニルライニング鋼管は屋内用と埋設用で外面仕様が違う

理解度チェック

Q.

銅管の耐食性は。

優れています。劣るとした肢は平成30年に誤りでした。

Q.

銅管の弱点は。

遊離炭酸が多い水には適さない点です。

Q.

硬質ポリ塩化ビニル管の性質は。

難燃性ですが、熱及び衝撃には比較的弱いものです。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問47=(2))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和2年度 学科試験2 問題」問42および同年度の正答番号。銅管の性質は同問の正しい肢によります。
  • 銅管の耐食性については給水装置標準計画・施工方法に記述がなく、各年度に出題された記述と公表された正答番号から確定したものです。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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