平成30年度 学科試験2 問42は、節水型給水用具に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。定流量弁が一定に保つのは流量で、量をためて止める器具ではありません。
「ハンドルの目盛を必要水量にセットしておくと、設定した水量を吐水したのち自動的に止水する」というのは、別の器具の説明です。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 定流量弁は、一次側の圧力に関わらず流量が一定になるよう調整する給水用具です。「設定した水量を吐水したのち自動的に止水する」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 電子式自動水栓は、手が赤外線ビーム等を遮断すると電子制御装置が働いて吐水、止水が自動的に制御できるものです |
| 3 | ○(正しい) | 自閉式水栓は、ハンドルから手を離すと水が流れたのちばねの力で自動的に止水するものです |
| 4 | ○(正しい) | 湯屋カランは、ハンドルを押している間は水が出るが、手を離すと自動的に止水するものです |
定流量弁の役目です。
定流量弁
一次側の圧力に関わらず流量が一定になるよう調整する給水用具。
上流側の圧力が変わっても、通る量のほうを一定にします。量をためて止める器具ではありません。
この「流量を一定にする」という記述は、複数の年度で正しい肢として出ています。
同じ形の誤りは、令和2年 問47アにも出ています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 定流量弁は、設定した水量を吐水したのち自動的に止水する | 平成30年 問42 |
| 定流量弁は、指定した量に達すると自動的に吐水を停止する | 令和2年 問47ア |
2年度とも、量で止める器具として書いています。
| 給水用具 | 止まる仕組み |
|---|---|
| 電子式自動水栓 | 赤外線ビーム等の遮断がなくなると電子制御装置が止める |
| 自閉式水栓 | 手を離すと、水が流れたのちばねの力で止まる |
| 湯屋カラン | 押している間だけ水が出る |
3つとも「使う人が離せば止まる」形です。節水型と呼ばれるのは、出しっぱなしにならないからです。
定流量弁だけは、止める器具ではなく量をそろえる器具です。
詳細は定流量弁とは?オリフィス・ニードル式・ばね式の流量調整機構と減圧弁との違いで扱っています。
定流量弁は何を一定に保つか。
流量です。一次側の圧力が変わっても通る量のほうを一定にします。
自閉式水栓はどう止まるか。
ハンドルから手を離すと、水が流れたのちばねの力で自動的に止水します。
節水型給水用具に共通するのは。
使う人が離せば止まる形で、出しっぱなしにならない点です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月