平成29年度 学科試験1 問29は、凍結事故の処理に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢1です。公表正答はこの記述を誤りとしています。
残る3つは、標準計画の記述や試験の基本にそのまま沿っています。3つが正しいと分かれば消去法で答えが出ます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 正解 | 異種の配管材料が混在しているユニット化装置、ステンレス鋼鋼管等について、材料の比熱差による破断を避けるため温水による解氷ではなく電気による解氷を行うとしています。公表正答はこの記述を誤りとしています |
| 2 | ○(正しい) | 蒸気を耐熱ホースで凍結管に注入する解氷方法は、硬質ポリ塩化ビニル管、ポリエチレン二層管の合成樹脂管に有効である |
| 3 | ○(正しい) | 電気解氷による場合、給水管がガス管、その他金属管と接触していないことを確認する必要がある |
| 4 | ○(正しい) | 凍結が発生した場合、凍結範囲が拡大することを防ぐため速やかに処置する必要がある |
標準計画が挙げる解氷方法は4つです。
| 方法 | 中身 |
|---|---|
| 熱湯 | 凍結した管の外側を布等で覆って熱湯をかける。急激にかけると給水用具類を破損させる |
| 蒸気 | 携帯用の小型ボイラで発生させた蒸気を耐熱ホースで凍結管に注入する。合成樹脂管に有効 |
| 温水 | 貯湯水槽・小型バッテリー・電動ポンプ等を組み合わせた小型の解氷器で、温水を管内に送り込む |
| 電気 | 金属製給水管に直接電流を通し、発生する熱を利用する |
電気解氷は金属製給水管に電流を通す方法です。だから選択肢3の「ガス管、その他金属管と接触していないことを確認する」がつながります。
| 方法 | 向く管 |
|---|---|
| 蒸気 | 硬質ポリ塩化ビニル管、ポリエチレン二層管等の合成樹脂管 |
| 電気 | 金属製給水管(電流を通すため) |
合成樹脂管は電気を通さないので、電気解氷が使えません。
トーチランプ等による直火の解氷は、火災の危険があるので絶対に避けなければなりません。
配管が長い場合は、解氷作業の便を図るため取外し可能なユニオンやフランジを適切な箇所に設置します。
詳細は給水装置の凍結防止とは?水抜き用給水用具はメータの下流側で扱っています。
解氷方法は何があるか。
熱湯、蒸気、温水、電気の4つです。
蒸気による解氷が有効なのはどの管か。
硬質ポリ塩化ビニル管、ポリエチレン二層管等の合成樹脂管です。
電気解氷で確認することは。
給水管がガス管、その他金属管と接触していないことです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月