給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成29年度 給水装置工事法 問15 を解説(外すのは給水栓でなくメーター)

平成29年度 学科試験1 問15は、給水装置の異常現象に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。砂や鉄粉は水道メーターを取り外して管内から除去します。

「給水栓を取り外して」とした点が誤りです。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 亜鉛めっき鋼管は内部にスケール(赤錆)が発生しやすく、管断面が小さくなり出水不良を起こすことがある
2 ○(正しい) 水道水が赤褐色になるのは、鋳鉄管・鋼管の錆が流速や流水方向の変化により流出したもの
3 ○(正しい) 断水後の通水でスケール等が水道メーターのストレーナに付着し出水不良となるので、ストレーナを清掃する
4 正解 給水栓を取り外して除去する、としています。取り外すのは水道メーターです

選択肢4のポイント(ここが誤り)

給水装置標準計画・施工方法「5 維持管理」3.異常現象と対策(要旨)

配水管工事等の際に水道水に砂や鉄粉が混入した場合、給水用具を損傷することもあるので、水道メーターを取り外して管内からこれらを除去する。

この肢は令和2年 問16でも、まったく同じ形で誤りとして出ています。

3つの肢が「外す・清掃する」の話で並んでいる

何が起きたか 手当て
砂・鉄粉が混入した水道メーターを取り外して管内から除去する
スケール等がストレーナに付着したストレーナを清掃する

どちらも水道メーターまわりの話です。選択肢3で「メーターのストレーナ」と正しく書いてあるので、選択肢4の「給水栓」に引っかかりにくくなっています。

色の原因は3つに分かれる

原因
赤褐色鋳鉄管・鋼管のが流出した
白濁空気が混入して気泡になった(しばらく置くと消える)
黒色の微細片ゴム弁・パッキンの劣化

色から原因をたどると、亜鉛めっき鋼管の赤錆と鋳鉄管の錆はつながって覚えられます。

詳細は給水装置の異常現象とは?色・味・出水不良の原因を整理で扱っています。

覚え方

  • 砂・鉄粉は水道メーターを取り外して管内から除去する
  • ★同じ肢が平成29年問15・令和2年問16の2年度で誤り。どちらも「給水栓を取り外して」に差し替えている
  • スケールがストレーナに付着したときはストレーナを清掃する
  • ★色の原因=赤褐色は錆/白濁は気泡/黒色の微細片はゴム弁・パッキンの劣化

理解度チェック

Q.

砂や鉄粉が混入したときは何を取り外すか。

水道メーターです。給水栓ではありません。

Q.

断水後の通水で出水不良になったときは。

スケール等が水道メーターのストレーナに付着しているので、ストレーナを清掃します。

Q.

水道水が赤褐色になる原因は。

鋳鉄管、鋼管の錆が流速の変化や流水方向の変化により流出したものです。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成29年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問15=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。「5 維持管理」3.異常現象と対策。砂・鉄粉は水道メーターを取り外して除去すること、赤褐色・出水不良の原因は同資料によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和2年度 学科試験1 問題」問16および同年度の正答番号。同じ肢が2年度で出ていることは同問によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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