給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成29年度 給水装置工事法 問14 を解説(水理計算は消防設備士)

平成29年度 学科試験1 問14は、消防法の適用を受けるスプリンクラーに関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。水理計算及び給水管、給水用具の選定を行うのは消防設備士です。

給水装置工事主任技術者に置き換えています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 水道直結式スプリンクラー設備の工事は、水道法に定める給水装置工事として指定給水装置工事事業者が施工する
2 正解 水理計算及び給水管、給水用具の選定を給水装置工事主任技術者が行う、としています。行うのは消防設備士です
3 ○(正しい) 乾式配管は、給水管分岐部と電動弁との間を短くすることが望ましい
4 ○(正しい) 断水や水圧低下等により性能が十分発揮されない状況が生じても水道事業者に責任がない

選択肢2のポイント(ここが誤り)

1つの設備に、2つの資格が別々の役割で関わります。

誰が 何をするか
指定給水装置工事事業者給水装置工事として施工する
消防設備士水理計算及び給水管、給水用具の選定

選択肢1が「施工は指定給水装置工事事業者」と正しく書いてあるので、選択肢2も同じ調子で読み流しやすくなっています。

設計にあたる部分は消防法の側が受け持ちます。この置き換えは4年度続けて出ています。

選択肢3の乾式は、水がある区間を短くする話

配管の中 停滞水の対策
湿式常時、水で満たされている末端を日常的に使う給水用具につなぐ
乾式常時、圧縮空気。水があるのは分岐部から電動弁までその区間を短くする

乾式で水がある区間は電動弁までしかないので、そこだけ短くすれば停滞水は減ります。

選択肢4は「災害その他正当な理由」がある

この条件が付いているので、水道事業者に責任がありません。

条件を外して「いかなる場合であっても責任がない」と言い切った書き方になっていたら、そこが誤りの合図です。

詳細は水道直結式スプリンクラー設備とは?湿式と乾式・電動弁までを短くする理由で扱っています。

覚え方

  • 水理計算及び給水管・給水用具の選定を行うのは消防設備士
  • ★役割が2つに分かれる=施工は指定給水装置工事事業者/設計にあたる部分は消防設備士
  • ★乾式は分岐部から電動弁までしか水が無い。だからその区間を短くする
  • ★責任が無いのは「災害その他正当な理由」があるとき。条件を外した言い切りは疑う

理解度チェック

Q.

水理計算と給水用具の選定は誰が行うか。

消防設備士です。給水装置工事主任技術者ではありません。

Q.

水道直結式スプリンクラー設備の工事は誰が施工するか。

給水装置工事として指定給水装置工事事業者が施工します。

Q.

乾式配管でどこを短くするか。

給水管分岐部と電動弁との間です。水があるのがこの区間だけだからです。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成29年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問14=(2))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。水理計算及び給水管・給水用具の選定を消防設備士が行うこと、乾式配管の分岐部と電動弁の間を短くすることは同資料によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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