給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成28年度 給水装置の構造及び性能 問25 を解説(できる でなく しない)

平成28年度 学科試験1 問25は、給水装置の耐久性能基準に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。耐久性能基準は、通常消費者が自らの意思で選択し、又は設置・交換しないような弁類に適用します。

「できる」に変えています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 正解 通常消費者が自らの意思で選択し、又は設置・交換できるような弁類に適用する、としています。しないような弁類が対象です
2 ○(正しい) 弁類は、耐久性能試験により10万回の開閉操作を繰り返す
3 ○(正しい) 適用対象は、弁類単体として製造・販売され、施工時に取付けられるものに限る
4 ○(正しい) ボールタップは通常故障が発見しやすい箇所に設置されており、適用対象にしない

選択肢1のポイント(ここが誤り)

この基準は、壊れても気づきにくい弁を守るためのものです。

弁の置かれ方 耐久性能基準
消費者が自らの意思で選択・設置・交換しない適用する
消費者が自らの意思で選択・設置・交換できる適用しない

自分で選んで付け替えられるものなら、傷んだときに交換できます。

そうでない弁は、10万回の開閉に耐えることを先に確かめておく必要があります。

選択肢4のボールタップが除かれる理由も同じ

ボールタップは通常故障が発見しやすい箇所に設置されています。

気づけるものは、基準で縛らなくてよいという考え方です。

選択肢1と選択肢4は、同じ理屈の表と裏です。選択肢4を正しいと読めれば、選択肢1の向きがおかしいと気づけます。

対象になる弁類は条文に列挙されている

給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 第6条本文(弁類の定義)

減圧弁、逃し弁、逆止弁、空気弁及び電磁弁(給水用具の内部に備え付けられているものを除く。以下「弁類」という。)…

給水用具の内部に備え付けられているものは除かれます。

だから選択肢3の「弁類単体として製造・販売され、施工時に取付けられるものに限る」が正しい記述になります。

10万回のあとに保つ性能は3つ

10万回の開閉操作の後も保つ性能
1耐圧性能(第1条第1項)
2水撃限界性能(第3条)
3逆流防止性能(第5条第1項第1号)

詳細は耐久性能基準とは?10万回の開閉と適用される弁類で扱っています。

覚え方

  • 耐久性能基準は、消費者が自らの意思で選択・設置・交換しない弁類に適用する
  • ★理由=自分で付け替えられるものなら傷んだときに交換できる
  • ボールタップは故障が発見しやすいので対象外。選択肢1と4は同じ理屈の表と裏
  • ★弁類=減圧弁、逃し弁、逆止弁、空気弁及び電磁弁(給水用具の内部に備え付けられているものを除く)
  • ★10万回の後に保つのは耐圧性能・水撃限界性能・逆流防止性能の3つ

理解度チェック

Q.

耐久性能基準はどんな弁類に適用されるか。

通常消費者が自らの意思で選択し、又は設置・交換しないような弁類です。

Q.

ボールタップが対象外なのはなぜか。

通常故障が発見しやすい箇所に設置されているためです。

Q.

10万回の開閉操作の後に保つ性能は。

耐圧性能、水撃限界性能、逆流防止性能の3つです。

> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成28年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問25=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 給水装置の構造及び材質の基準に関する省令(平成9年厚生省令第14号)第6条本文、第7条(耐久に関する基準)(e-Gov法令検索)。条文の引用は同省令によります。
  • 国土交通省「給水装置の構造及び材質の基準に関する省令」の解説。耐久性能基準の適用対象となる弁類の考え方、ボールタップを対象外とする理由は同解説によります。
  • ※ 水道行政は2024年4月に厚生労働省から国土交通省・環境省へ移管されました。平成28年の出題当時の「厚生労働大臣」は、現行条文では国土交通大臣です。条文の引用は現行の表記によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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