給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成28年度 給水装置計画論 問35 を解説(誤りはアだけ)

平成28年度 学科試験1 問35は、給水装置工事の図面作成に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはアだけです。

アは口径と延長の単位を1つにまとめて「mm」としています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢3(ア誤 イ正 ウ正 エ正)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) ア=給水管及び配水管の口径と給水管の延長の単位はmmとし、単位記号はつけない、としています
2 ○(正しい) イ=作図に当たっては必ず方位を記入し、北の方向を上にすることを原則とする
3 ○(正しい) ウ=平面図で表すことのできない部分を縮尺の変更による拡大図等により図示したものを詳細図という
4 ○(正しい) エ=管種及び口径の表示は、給水管及び給湯管についてそれぞれ一口径、一管種に限り省略でき、この場合は凡例表示する

この問題のポイント(ここが正解)

アは2つのものを1つの単位でまとめている

この肢は口径延長という別のものを、1つの単位で括っています。

口径は管の太さ、延長は管の長さです。

桁がまったく違うものを同じ単位で書くと、図面が読めなくなります。

イとウとエは、図面が伝わるための決まり

決まり 何のためか
方位を記入し、北の方向を上にする誰が見ても向きが同じになる
平面図で表せない部分は詳細図縮尺を変えて拡大し、細部を示す
一口径・一管種に限り省略し、凡例表示同じ表示が並んで図が見づらくなるのを避ける

エの省略には条件が2つ付いています。

「それぞれ一口径、一管種に限り」と「凡例表示する」です。この条件を落として「省略できる」だけにすると、何を省いたか分からなくなります。

条件が付いているから正しい肢になる

エは省略を認めていますが、無条件ではありません。

条件付きの肢は、条件が付いているから正しいという形が多くあります。

この年度では、問26の浸出性能基準や問25の耐久性能基準にも同じ形が出ています。

詳細は給水装置工事主任技術者の職務とは?必ず現場に立ち会う義務はあるのかで扱っています。

覚え方

  • 図面は必ず方位を記入し、北の方向を上にすることを原則とする
  • ★平面図で表せない部分は縮尺の変更による拡大図=詳細図
  • ★管種・口径の省略には条件が2つ=それぞれ一口径、一管種に限り凡例表示する
  • 条件が付いているから正しい肢になる形が、この年度に何度も出ている
  • ★アは口径(管の太さ)と延長(管の長さ)を1つの単位でまとめている

理解度チェック

Q.

図面の方位はどう記入するか。

必ず記入し、北の方向を上にすることを原則とします。

Q.

詳細図とは。

平面図で表すことのできない部分を、縮尺の変更による拡大図等により図示したものです。

Q.

管種及び口径の表示を省略できる条件は。

給水管及び給湯管についてそれぞれ一口径、一管種に限り省略でき、省略した口径・管種を凡例表示します。

> 給水装置計画論のほかの論点は給水装置計画論のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成28年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問35=(3))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。給水装置工事の図面作成、方位の記入、詳細図、凡例表示は同資料によります。
  • アについて、口径と延長のそれぞれに用いる単位を直接示す記述は手元の資料に見あたりません。本記事は「口径と給水管の延長の単位はmmとし、単位記号はつけない」が誤りとして出題された事実だけを書き、正しい単位には踏み込んでいません。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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