給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成28年度 給水装置の概要 問46 を解説(圧力がかかるのは貯湯部)

平成28年度 学科試験2 問46は、貯湯湯沸器に関する語句の組み合わせを選ぶ問題です。4つから適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

入る語はア=貯湯部/イ=100kPa/ウ=4m²以下/エ=減圧弁です。

数値2つと、部位1つと、器具1つです。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) アを配管部、エを定流量弁としています
2 ×(誤り) アを配管部、イを300kPa、ウを8m²以下としています
3 ×(誤り) イを300kPa、ウを8m²以下、エを定流量弁としています
4 正解 貯湯部/100kPa/4m²以下/減圧弁

この穴埋めのポイント(ここが正解)

貯湯湯沸器の構造(要旨)

給水装置として取扱われる貯湯湯沸器は、そのほとんどが貯湯部にかかる圧力が100kPa以下で、かつ伝熱面積が4m²以下の構造のもので、労働安全衛生法令に規定するボイラー及び小型ボイラーに該当しない簡易ボイラーといわれるものである。

2つの条件を両方満たすので、ボイラーから除かれます。

アは「湯をためている部分」

圧力がかかって問題になるのは、湯がたまっている部分です。

配管部ではありません。

貯湯湯沸器という名前のとおり、湯をためる部分が主役です。

エは減圧弁と安全弁(逃し弁)がセット

給水管に直結するので、減圧弁及び安全弁(逃し弁)の設置が必須です。

器具 何をするか
減圧弁入ってくる圧力を下げる
安全弁(逃し弁)設定圧力を超えたときに水を逃がす

入口で下げて、それでも上がったら逃がす、という二段構えです。

湯は温まると膨張するので、逃がす側も要ります。

定流量弁は流量を一定にするもので、圧力を下げる器具ではありません。

0.1MPaと100kPaは同じ値

資料によっては0.1MPa以下と書かれています。

100kPa=0.1MPaなので、同じことです。

単位が違うだけで別の数値だと思わないでください。

詳細は湯沸器の種類は?瞬間・貯蔵・貯湯の違いとボイラーの扱いを整理耐圧性能基準とは?1.75MPaと20kPa・加圧装置だけ最大吐出圧力で扱っています。

覚え方

  • 貯湯湯沸器=貯湯部にかかる圧力100kPa以下、伝熱面積4m²以下
  • 圧力がかかって問題になるのは湯がたまっている部分(配管部ではない)
  • 減圧弁及び安全弁(逃し弁)の設置が必須=入口で下げて、それでも上がったら逃がす
  • 100kPa=0.1MPa。単位が違うだけで同じ値
  • ★定流量弁は流量を一定にするもので、圧力を下げる器具ではない

理解度チェック

Q.

貯湯湯沸器がボイラーに該当しない理由は。

貯湯部にかかる圧力が100kPa以下で、かつ伝熱面積が4m²以下だからです。

Q.

貯湯湯沸器に必須の器具は。

減圧弁及び安全弁(逃し弁)です。

Q.

100kPaはMPaでいくつか。

0.1MPaです。同じ値です。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成28年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問46=(4))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。貯湯湯沸器の構造、減圧弁及び安全弁(逃し弁)の設置は同資料によります。
  • 労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)及びボイラー及び圧力容器安全規則(e-Gov法令検索)。ボイラー・小型ボイラーの区分は同法令によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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