給水装置工事主任技術者 独学ガイド

  1. HOME
  2. 給水装置の構造及び性能
  3. > 平成27年度 問22

平成27年度 給水装置の構造及び性能 問22 を解説(以下でなく以上)

平成27年度 学科試験1 問22は、寒冷地における凍結防止対策として設置する水抜き用の給水用具に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。先上がり配管・埋設配管の勾配は1/300以上です。

「以下」と「以上」を入れ替えています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 外部排水式不凍給水栓には逆止弁を取り付け、排水口に砂利などを施して排出水が浸透しやすい構造とする
2 ○(正しい) 積雪の多い地域では、原則として屋内設置式水抜き栓を用いる
3 ○(正しい) 水抜きバルブは地下室などで水抜き栓を設置できない場合に取付けるもので、排水は浸透ますなどに放流する
4 正解 水抜き用の給水用具下流側の先上がり配管・埋設配管は1/300以下の勾配とする、としています。1/300以上です

選択肢4のポイント(ここが誤り)

勾配には2つの数値があります。

配管 勾配
先上がり配管・埋設配管1/300以上
露出の横走り配管1/100以上

どちらも「以上」です。

なぜ「以上」なのか

水抜き用の給水用具から先は、水が戻ってくるように先上がりにします。

勾配が緩すぎると、水が抜けきりません。

だから「これ以上の傾きをつける」という決まりになります。

「以下」にすると、傾きの上限を決める話になってしまいます。

「以上」と「以下」を入れ替える形

数字そのものは1/300で合っています。

変わっているのは末尾の2文字だけです。

数値を覚えていても、向きを見落とすと通してしまいます。

水抜き用の給水用具は「どこに置くか」も問われる

場面 置き方
設置位置水道メータの下流側
積雪の多い地域原則として屋内設置式水抜き栓
地下室などで水抜き栓を設置できない場合水抜きバルブ

詳細は給水装置の凍結防止とは?水抜き用給水用具はメータの下流側で扱っています。

覚え方

  • 勾配は先上がり配管・埋設配管が1/300以上、露出の横走り配管が1/100以上
  • どちらも「以上」。緩すぎると水が抜けきらない
  • 数字は合っていて、末尾の2文字(以上/以下)だけが変わっている
  • ★積雪の多い地域は屋内設置式水抜き栓/地下室などは水抜きバルブ
  • 水抜き用の給水用具は水道メータの下流側に設置する

理解度チェック

Q.

先上がり配管・埋設配管の勾配は。

1/300以上です。

Q.

露出の横走り配管の勾配は。

1/100以上です。

Q.

積雪の多い地域では何を用いるか。

原則として屋内設置式水抜き栓です。

> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成27年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問22=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。水抜き用の給水用具の設置、勾配の数値、屋内設置式水抜き栓、水抜きバルブは同資料によります。
T

この記事を書いた人

T

給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

▼平成27年度 給水装置工事主任技術者試験▼

▼カテゴリ一覧▼

T

T

給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、一次資料にあたって整理しています。

Topへ >>