平成27年度 学科試験1 問10は、給水管の取出し工事に関するア〜エの記述のうち、不適当なものの数を選ぶ問題です。4つから1つ選びます。
不適当なものは3つです。
この型は、1つ1つの正誤をすべて確定しないと答えが出ません。「1つ見つけて終わり」にできない形です。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3(不適当なものは3つ)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=水道事業者によっては口径を限定している場合があるため、水道事業者と事前に協議し指示を受ける必要がある |
| 2 | ×(誤り) | イ=配水管等に変形、損傷等が生じないよう給水装置工事主任技術者が従事する者を実施に監督しなければならない、としています。監督するのは技能を有する者です |
| 3 | ×(誤り) | ウ=誤分岐接続を防ぐ確認方法に電動ドリルでの試験穿孔を挙げています |
| 4 | ×(誤り) | エ=材料及び工法等の管種や耐震性等を道路管理者が指定している、としています。指定しているのは水道事業者です |
水道法施行規則第36条第1項第2号
配水管から分岐して給水管を設ける工事及び給水装置の配水管への取付口から水道メーターまでの工事を施行する場合において、当該配水管及び他の地下埋設物に変形、破損その他の異常を生じさせることがないよう適切に作業を行うことができる技能を有する者を従事させ、又はその者に当該工事に従事する他の者を実施に監督させること。
監督するのは技能を有する者です。
主任技術者は工事ごとに指名されて職務を行う人で、この号には出てきません。
| 何について | 相手 |
|---|---|
| 給水装置の材料及び工法等(管種・耐震性) | 水道事業者 |
| 道路(占用・掘削・埋設深さ) | 道路管理者 |
| 地下埋設物(立会い・位置の確認) | 埋設物管理者 |
給水装置そのものに関することは水道事業者です。
取付口から水道メーターまでは、使用材料も水道事業者が指定している場合が多くあります。
| 順 | やること |
|---|---|
| 1 | 確実に分かる肢から正誤を決める |
| 2 | 残った肢の数と、選択肢の数字を突き合わせる |
| 3 | 数字が1つに絞れたら、迷った肢の判断もそこで決まる |
この問題ではイとエが確実に誤りなので、残るアとウのうち1つが誤りだと分かります。
選択肢に「2」と「3」が並んでいるので、そこで迷いが残ります。
アは「水道事業者と事前に協議し指示を受ける」という、他の年度でも繰り返し正しい形で出ている記述です。
詳細は水道法施行規則第36条とは?指定給水装置工事事業者の事業の運営の基準とサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。
配水管等に損傷を生じさせないよう監督するのは誰か。
適切に作業を行うことができる技能を有する者です。
給水装置の材料や工法を指定しているのは誰か。
水道事業者です。道路管理者ではありません。
個数を答える問題はどう解くか。
確実に分かる肢から正誤を決め、残りの数を選択肢の数字と突き合わせます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月