給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成26年度 給水装置施工管理法 問58 を解説(同じ2m³が正と誤に並ぶ)

平成26年度 学科試験2 問58は、5階建ての建築物に設ける飲料水の配管設備に関する問題です。4つの肢から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。オーバーフロー管の要否について、有効容量の条件を付けた肢が誤りとして出題されています。

同じ「2m³未満」が、選択肢4では正しい肢に入っています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 有効容量が2m³未満の給水タンクにはオーバーフロー管を設ける必要がない、としています
2 ○(正しい) 建築物の内部に設ける給水タンクは、外部から天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行うことができるようにする
3 ○(正しい) 浸水によりオーバーフロー管から水が逆流するおそれのある場所の給水タンクには浸水を検知し警報する装置の設置その他を講じる
4 ○(正しい) 有効容量が2m³未満の給水タンクには通気のための装置を設ける必要がない

選択肢1のポイント(ここが誤り)

同じ数字が正と誤の両方に置いてある

2m³未満の給水タンク この問での扱い
通気のための装置を設ける必要がない(肢4)正しい
オーバーフロー管を設ける必要がない(肢1)誤り

「2m³未満」という数字が出てきただけでは、正誤は決まりません。

何を省けるかまで読みます。

平成29年 問57でも、オーバーフロー管の要否に有効容量の条件を付けた肢が誤りになっています。

本記事では、誤りとして出題された事実だけを書きます。正しい要件には踏み込んでいません。

肢2と肢3は繰り返し出る正しい肢

項目 中身
保守点検外部から天井、底又は周壁を容易かつ安全に行える
浸水警報最下階の床下など、浸水でオーバーフロー管から水が逆流するおそれのある場所に設ける

天井・底・周壁の3つがそろっているかを、まず数えます。

平成27年 問60では、この3つから「底」を外した肢が誤りになっています。

詳細は建築基準法に基づく飲料水の配管設備とは?給水タンクの構造と止水弁で扱っています。

覚え方

  • 「2m³未満ならオーバーフロー管が要らない」とした肢は誤り(h26問58・h29問57)
  • 同じ2m³未満でも、通気のための装置なら正しい肢。数字だけでは決まらない
  • 保守点検は天井、底又は周壁の3つ。底を外した肢はh27問60で誤り
  • 浸水警報はオーバーフロー管から水が逆流するおそれのある場所に設ける

理解度チェック

Q.

有効容量が2m³未満の給水タンクで省けるのは。

通気のための装置です。オーバーフロー管を省けるとした肢は誤りとして出ています。

Q.

建築物の内部に設ける給水タンクで求められる保守点検は。

外部から天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行えるようにすることです。

Q.

浸水を検知し警報する装置はどこに設けるか。

浸水によりオーバーフロー管から水が逆流するおそれのある場所です。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成26年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問58=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 昭和50年建設省告示第1597号「建築物に設ける飲料水の配管設備及び排水のための配管設備の構造方法を定める件」第一。給水タンク等の保守点検、通気装置、浸水警報は同告示によります。
  • 選択肢1について、オーバーフロー管の要否に有効容量の条件があるかどうかを直接示す記述は手元の資料に見あたりません。本記事は「有効容量が2m³未満の給水タンクにはオーバーフロー管を設ける必要がない」が誤りとして出題された事実だけを書き、正しい要件には踏み込んでいません。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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