平成26年度 学科試験2 問49は、給水管に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
誤りはイとウです。
イは波状ステンレス鋼管の説明を別の管に付けています。ウは「全ての種類」と言い切っています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3(ア正 イ誤 ウ誤 エ正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断及びねじ切りでは、塩化ビニル部分への局部加熱を避けることや内面にかえりが出ないようにする |
| 2 | ×(誤り) | イ=ポリエチレン二層管は変位吸収性があり、波状部において任意の角度を形成でき継手が少なくてすむ、としています。この説明は波状ステンレス鋼管のものです |
| 3 | ×(誤り) | ウ=ダクタイル鋳鉄管の接合形式は伸縮可とう性があるので全ての種類の異形管の接合箇所に管防護を必要としない、としています |
| 4 | ○(正しい) | エ=ポリブテン管は有機溶剤、ガソリン等に接すると管に浸透し、軟化・劣化や水質事故を起こすことがあるので接触させてはならない |
| この説明が付く管 | 中身 |
|---|---|
| 波状ステンレス鋼管 | 変位吸収性があり、波状部で任意の角度を形成でき継手が少なくてすむ |
「波状部」と書いてあるのですから、波状の管の話です。
平成27年 問49の選択肢1では、同じ説明が波状ステンレス鋼管に付いて正しい肢になっています。
平成29年 問24ウでは「波状ステンレス鋼鋼管」に別の説明を付けた形で誤りになっています。
詳細はステンレス鋼管とは?薄肉でも強度が優れる理由と波状管との違いで扱っています。
| 肢の部分 | 判定 |
|---|---|
| 伸縮可とう性があり、管が地盤の変動に適応できる | そのまま |
| 全ての種類の異形管の接合箇所に管防護を必要としない | 言い切りが誤り |
曲がりや分岐には、水圧で管を押し出す力がかかります。
令和7年でも「K型メカニカル継手は…すべての種類の異形管の接合箇所に管防護を必要としない」とした肢が誤りになっています。
前半は正しく、後半の言い切りだけが誤りです。
詳細はダクタイル鋳鉄管とは?黒鉛が球状だから靱性に富む理由と継手の見分け方で扱っています。
| 管 | 避けること |
|---|---|
| 硬質塩化ビニルライニング鋼管 | 塩化ビニル部分への局部加熱/内面のかえり |
| ポリブテン管 | 有機溶剤、ガソリン等との接触 |
樹脂は熱と有機溶剤に弱い、という共通の理由です。
「波状部において任意の角度を形成できる」のはどの管か。
波状ステンレス鋼管です。
ダクタイル鋳鉄管なら異形管の管防護は要らないか。
「全ての種類の異形管で必要としない」とした肢は誤りとして出ています。
硬質塩化ビニルライニング鋼管の切断・ねじ切りで避けることは。
塩化ビニル部分への局部加熱と、内面にかえりが出ることです。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月