令和7年度 学科試験1 問23は、省令第3条(水撃限界に関する基準)の穴埋め問題です。4つの空欄に入る語句の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
条文をそのまま引けば全部決まります。数値は3つ、方向が1つです。
流速2メートル毎秒または動水圧0.15メガパスカルの条件で急閉止し、上昇する圧力が1.5メガパスカル以下。水撃防止器具を設置するのは上流側です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=2/イ=0.15メガ/ウ=1.5/エ=上流)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | 正解 | ア=2メートル毎秒/イ=0.15メガパスカル/ウ=1.5メガパスカル/エ=上流側。条文どおりです |
| 2 | ×(誤り) | イを15キロパスカル、ウを0.15メガパスカル、エを下流としている点が誤り |
| 3 | ×(誤り) | アを5、エを下流としている点が誤り |
| 4 | ×(誤り) | アを5、イを15キロパスカル、ウを0.15メガパスカル、エを下流としている点が誤り |
| 5 | ×(誤り) | アを5としている点が誤り。流速は2メートル毎秒です |
条文が4つの空欄を一度に決めます。
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 第3条(水撃限界に関する基準)
水栓その他水撃作用(止水機構を急に閉止した際に管路内に生じる圧力の急激な変動作用をいう。)を生じるおそれのある給水用具は、国土交通大臣が定める水撃限界に関する試験により当該給水用具内の流速を二メートル毎秒又は当該給水用具内の動水圧を〇・一五メガパスカルとする条件において給水用具の止水機構の急閉止(閉止する動作が自動的に行われる給水用具にあっては、自動閉止)をしたとき、その水撃作用により上昇する圧力が一・五メガパスカル以下である性能を有するものでなければならない。ただし、当該給水用具の上流側に近接してエアチャンバーその他の水撃防止器具を設置すること等により適切な水撃防止のための措置が講じられているものにあっては、この限りでない。
数値の意味を分けて覚えます。2m/sと0.15MPaは試験の「条件」で、1.5MPaは「結果」の上限です。条件のほうは「又は」でつながれており、どちらかを満たせば足ります。
エの「上流側」も要点です。水撃は止水機構を閉じたときに手前側で圧力が跳ね上がる現象なので、防止器具は閉じる器具より手前(上流側)に近接して置きます。下流に置いても意味がありません。
水撃作用そのものと防止方法は水撃作用(ウォータハンマ)とは?流速を遅くする理由と水撃限界性能基準の3つの数値で扱っています。
水撃限界に関する試験の条件は何か。
給水用具内の流速を2メートル毎秒、又は動水圧を0.15メガパスカルとする条件です。
急閉止したときの上昇圧力はいくら以下か。
1.5メガパスカル以下です。
水撃防止器具はどちら側に設置するか。
給水用具の上流側に近接して設置します。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月