令和7年度 学科試験2 問45は、給水用具に関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはイとエです。イはたった1語の入れ替えで、空気弁が排出するものを「空気」から「水」に変えています。
名前のとおり空気を排出するのが空気弁です。停滞するのも排出するのも空気のほうです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=正/イ=誤/ウ=正/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 定流量弁はオリフィス、ニードル式、ばね式等による流量調整機構によって、一次側の圧力にかかわらず流量が一定になるよう調整する給水用具です |
| 2 | ×(誤り) | 空気弁が自動的に排出するのは「空気」です。「管内に停滞した水」としている点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 吸排気弁は給水立て管頂部に設置され、負圧が生じた場合に自動的に多量の空気を吸気して負圧を解消します |
| 4 | ×(誤り) | 逆止弁付メーターパッキンについて、「スイング式の逆流防止弁を兼ね備えた」としている点が誤りとされています |
1語だけ動かす型です。
イの空気弁は、管頂部に設置して管内に停滞した空気を自動的に排出する給水用具です。空気が溜まると通水の妨げになり、水撃の増幅にもつながるため、これを抜きます。「空気」を「水」に替えただけで誤りになります。
紛らわしいのがウの吸排気弁で、こちらは逆に空気を吸う側です。給水立て管頂部に設置し、管内に負圧が生じたときに多量の空気を吸気して負圧を解消します。空気弁が空気を出す側、吸排気弁が空気を入れる側と対で覚えます。
アの定流量弁は、繰り返し出ていて一度も誤りにされたことがない記述です。一定に保つのは流量で、圧力ではありません。「一次側の圧力にかかわらず」という言い方も条件どおりです。
エの逆止弁付メーターパッキンについては、誤りとされた記述のどの語が正しい形なのかを、公表された正答からは確定できませんでした。そのため本記事では、この肢が誤りとして出題された事実のみを記します。
詳細は定流量弁とは?オリフィス・ニードル式・ばね式の流量調整機構と減圧弁との違いで扱っています。
空気弁は何を排出するか。
管内に停滞した空気です。「水」とした肢は令和7年に誤りとして出ています。
吸排気弁はどこに設置し、何をするか。
給水立て管頂部に設置し、管内に負圧が生じた場合に多量の空気を吸気して負圧を解消します。
定流量弁が一定に保つのは何か。
流量です。一次側の圧力にかかわらず、流量が一定になるよう調整します。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月