令和7年度 学科試験2 問41は、ステンレス鋼管に関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとイです。アは継手の役割を、イは波状管の記号をずらしています。
埋設地盤の変動に対応するのは伸縮可とう式継手で、プレス式ではありません。プレス式は「短時間に接合でき、高度の技術を必要としない」ほうの特徴です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=誤/イ=誤/ウ=正/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 埋設地盤の変動に対応するのは伸縮可とう式継手です。プレス式継手をここに当てた肢は令和6年と令和7年の2年度とも誤りでした |
| 2 | ×(誤り) | 波状管A(CSST-SUS304)と波状管B(CSST-SUS316)という記号は正しいものの、地中埋設配管に「より耐食性に優れた波状管A」としている点が誤りです |
| 3 | ○(正しい) | 波状ステンレス鋼管は、ステンレス鋼鋼管に波状部を施した製品で、波状部において任意の角度を形成でき、継手が少なくてすむ等の施工の容易さを備えています |
| 4 | ○(正しい) | ステンレス鋼鋼管は鋼管と比べ特に耐食性に優れており、薄肉だが強度的に優れ、軽量化しているので取扱いが容易です |
継手の役割が入れ替えられています。
給水装置標準計画・施工方法 3.8 配管工事 6)ステンレス鋼管の接合
ステンレス鋼管の接合は、伸縮可とう式継手、プレス式継手、圧縮式継手等を使用する。(中略)この継手は、埋設地盤の変動に対応できるように継手に伸縮可とう性を持たしたものである。
継手は3種類あり、埋設地盤の変動に対応するのは伸縮可とう式です。プレス式は「専用締め付け工具を使用するもので、短時間に接合ができ、高度の技術を必要としない方法」と説明されています。この2つの説明を入れ替えた肢が、令和6年・令和7年と続けて出ています。
イの波状管は記号そのものは正しく、A=CSST-SUS304/B=CSST-SUS316です。誤りとされたのは「地中埋設配管には波状管A」という組み合わせのほうです。
ただしどちらを地中埋設に用いるかを明示した資料は、標準計画にも水道施設設計指針にも見あたりませんでした。そのため本記事では「地中埋設に波状管A」という組み合わせが誤りとして出題された事実のみを記し、正しい組み合わせには踏み込みません。
詳細はステンレス鋼管とは?薄肉でも強度が優れる理由と波状管との違いで扱っています。
埋設地盤の変動に対応する継手はどれか。
伸縮可とう式継手です。プレス式継手をここに当てた肢は令和6年・令和7年の2年度とも誤りでした。
プレス式継手の特徴は。
専用締め付け工具を使用するもので、短時間に接合ができ、高度の技術を必要としない方法です。
波状管AとBの記号は。
AがCSST-SUS304、BがCSST-SUS316です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月