令和6年度 学科試験2 問58は、給水装置工事の安全管理に関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはウだけです。埋設物に接近して掘削する場合に協議する相手は埋設物管理者で、道路管理者ではありません。
「周囲地盤のゆるみ、沈下等に十分注意して施工し」という前半は正しい記述です。読むのは相手の一語だけで足ります。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢5(ア=正/イ=正/ウ=誤/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 工事は各工種に適した工法に従って施行し、設備の不備、不完全な施工等によって事故を引き起こすことがないよう十分注意します |
| 2 | ○(正しい) | 工事中は内容に応じた適切な人材を配置し、関係者に工事用機械器具の特徴等の留意点を十分周知して、操作を誤らないように使用します |
| 3 | ×(誤り) | 協議する相手は埋設物管理者です。「道路管理者と協議のうえ」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 材料等には荷くずれのないよう十分な措置を講じ、運搬、積みおろしの際に衝撃を与えないよう丁寧に扱い、歩行者や車両の通行に危険のないよう十分注意します |
この科目は、道路管理者に置き換えるのが誤りの定型です。
| 場面 | 正しい相手 | 誤りとして出た相手と年度 |
|---|---|---|
| 埋設物に接近して掘削する場合の防護措置 | 埋設物管理者 | 道路管理者(令和6年) |
| 近接する埋設物がある場合の立会い | 埋設物管理者 | 道路管理者(令和3年・5年・7年) |
| やむを得ず火気を使う場合の協議 | (所管消防署ではない) | 所管消防署(令和3年・5年・7年) |
埋設物が出てきたら相手は埋設物管理者です。調査項目の対応も同じで、道路の状況は道路管理者に、各種埋設物の有無は埋設物管理者に確認します。
露出した埋設物の扱いも同じ相手です。防護協定などを遵守して措置し、当該埋設物管理者と協議のうえで適切な表示を行います。この記述は令和3年と令和5年に、どちらも正しい肢として出ています。
正しい3つは、この年に安全管理の4つの観点として並べられたものです。
| 観点 | 中身 |
|---|---|
| 工法 | 各工種に適した工法に従って施行する |
| 人材 | 内容に応じた適切な人材を配置し、機械器具の留意点を周知する |
| 材料 | 荷くずれのない措置を講じ、衝撃を与えないよう丁寧に扱う |
詳細は給水装置工事の安全管理とは?「道路管理者」に置き換える誤りの型で扱っています。
埋設物に接近して掘削する場合、誰と協議して防護措置を講じるか。
埋設物管理者です。道路管理者とした肢は令和6年に誤りとして出ています。
近接する埋設物の立会いを求める相手は誰か。
埋設物管理者です。道路管理者とした肢は令和3年・令和5年・令和7年の3年度とも誤りでした。
材料等の運搬・積みおろしで注意することは。
荷くずれのないよう十分な措置を講じ、衝撃を与えないよう丁寧に扱い、歩行者や車両の通行に危険のないよう十分注意します。
> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月