給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和6年度 給水装置の概要 問51 を解説(貯蔵と貯湯を取り違えない)

令和6年度 学科試験2 問51は、湯沸器に関する語句の組み合わせの問題です。5つの組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

入るのは瞬間・貯蔵・貯湯・自然冷媒ヒートポンプ給湯機です。

狙いは貯蔵と貯湯の取り違えです。見分けるのはボールタップがあるか、給水管が直結しているかの1点です。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢2(ア=瞬間/イ=貯蔵/ウ=貯湯/エ=自然冷媒ヒートポンプ給湯機)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) アを貯湯、イを瞬間、ウを貯蔵としています
2 正解 瞬間・貯蔵・貯湯・自然冷媒ヒートポンプ給湯機です
3 ×(誤り) アを貯湯、ウを瞬間、エを潜熱回収型給湯器としています
4 ×(誤り) エを潜熱回収型給湯器としています
5 ×(誤り) アを貯蔵、イを貯湯、ウを瞬間としています

選択肢2のポイント(ここが正解)

3つの型は、水をどう扱うかで分かれます。

見分ける手がかり
瞬間器内の熱交換器で熱交換。水が通過する間にガスバーナ等で加熱する
貯蔵ボールタップを備えた器内の容器に貯水した水を、一定温度に加熱する
貯湯給水管が直結して槽内に貯えた水を加熱。湯温に連動して燃料通路を開閉あるいは電源をON/OFFする

ボールタップが出てきたら貯蔵、給水管の直結が出てきたら貯湯です。貯蔵は容器に水を溜めるので水位を保つ仕組みが要り、貯湯は有圧のまま貯えるので直結になります。

エの熱源も、繰り返し入れ替えられます。

書かれ方 正誤 出題年度
自然冷媒ヒートポンプ給湯機は熱源に大気熱を利用令和3年・令和4年
電気温水器は熱源に大気熱を利用令和3年
自然冷媒ヒートポンプ給湯機は熱源に太陽光を利用令和5年

大気熱と自然冷媒ヒートポンプ給湯機を一組にして持てば、器具側と熱源側のどちらを差し替えられても対応できます。

詳細は湯沸器の種類は?瞬間・貯蔵・貯湯の違いとボイラーの扱いを整理で扱っています。

覚え方

  • ボールタップ=貯蔵給水管が直結=貯湯熱交換器を通過=瞬間
  • 貯蔵は容器に溜めるので水位を保つ仕組み(ボールタップ)が要る。貯湯は有圧のまま貯えるので直結
  • 貯湯は湯温に連動して燃料通路を開閉あるいは電源をON/OFFする
  • 大気熱=自然冷媒ヒートポンプ給湯機。器具側(電気温水器)も熱源側(太陽光)も差し替えられる
  • 瞬間湯沸器は最高85℃程度まで上げられるが通常は40℃前後で使用

理解度チェック

Q.

ボールタップを備えているのはどの湯沸器か。

貯蔵湯沸器です。器内の容器に貯水した水を一定温度に加熱して給湯します。

Q.

給水管が直結して槽内に貯えた水を加熱するのはどれか。

貯湯湯沸器です。湯温に連動して自動的に燃料通路を開閉あるいは電源を入り切りする機能を持っています。

Q.

熱源に大気熱を利用しているのはどれか。

自然冷媒ヒートポンプ給湯機です。電気温水器としたのが令和3年、熱源を太陽光としたのが令和5年で、どちらも誤りでした。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和6年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問51=(2))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 瞬間・貯蔵・貯湯の各説明、自然冷媒ヒートポンプ給湯機の熱源については、標準計画に記述がありません。これらは各年度に出題された記述と公表された正答番号から確定できたものです(令和3年 問42、令和4年 問52、令和5年 問52、令和6年 問51)。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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