令和6年度 学科試験2 問41は、硬質ポリ塩化ビニル管の施工上の留意点に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。
残る3つは、いずれも標準計画や過去の正しい肢に沿った記述です。特に選択肢4の24時間は、数字を動かして誤りにされることが多い箇所なので、ここを固めておきます。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 直射日光による劣化防止対策として、配管の外表面に耐候性塗料を塗装するか、外表面に防護カバーを付ける等の方法があります |
| 2 | ○(正しい) | 配管時と使用時の温度差が大きい用途及び屋外配管等で接着接合をする場合は、使用条件に基づき伸縮継手を設置します |
| 3 | ×(誤り) | 公表正答はこの記述を誤りとしています。詳細は下記の参考資料を参照してください |
| 4 | ○(正しい) | 接着接合後に通水又は水圧試験を実施する場合は、接着剤の施工要領を厳守して、接着後24時間以上経過してから実施します |
まず、確実に押さえられる選択肢4から見ます。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 通水・水圧試験は接着後24時間以上経過してから | 正 | 令和6年 |
| 同じ文で12時間以上とする | 誤 | 令和3年 |
数字だけを半分にする形です。24時間で覚えておけば、この肢は一目で決まります。
この管は、TS継手(接着剤)とRR継手(ゴム輪)の2つで接合します。接着剤は均一に薄く塗布し、口径50mm以下は30秒以上、口径75mm以上は60秒以上そのまま保持します。はみ出した接着剤は直ちに拭き取ります。
管の性質も、この科目でよく問われます。
| 正しい向き | 誤りとして出た書き換え |
|---|---|
| 他の樹脂管に比べ引張降伏強さは比較的大きい | 小さい(令和5年・令和7年) |
| 長期間の直射日光で耐衝撃強度が低下することがある | 低下することはない(令和5年) |
直射日光で強度が低下するからこそ、選択肢1の耐候性塗料や防護カバーが要ります。肢どうしがつながっている箇所です。
詳細は硬質ポリ塩化ビニル管とは?耐衝撃性・耐熱性との違いと接着後24時間で扱っています。
接着接合後、通水や水圧試験はいつから実施できるか。
接着剤の施工要領を厳守したうえで、接着後24時間以上経過してからです。「12時間以上」とした肢は令和3年に誤りでした。
直射日光による劣化防止対策は何か。
配管の外表面に耐候性塗料を塗装するか、外表面に防護カバーを付ける等の方法があります。
硬質ポリ塩化ビニル管の接合方法は。
接着剤によるTS接合と、ゴム輪によるRR接合です。継手は硬質ポリ塩化ビニル製とダクタイル鋳鉄製があります。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月