給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和5年度 給水装置の概要 問51 を解説(軸は流れに平行)

令和5年度 学科試験2 問51は、水道メーターに関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢3です。軸流羽根車式の軸は流れに平行で、垂直ではありません。

「軸流」という名前が、流れに沿った軸であることを表しています。名前から向きが戻せます。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢3

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 水道メーターは各水道事業者により使用する形式が異なるため、設計にあたってはあらかじめ確認する必要があります
2 ○(正しい) 接線流羽根車式は、計量室内の羽根車にノズルから接線方向に噴射水流を当て、羽根車を回転させて通過水量を積算表示します
3 ×(誤り) 軸流羽根車式の軸は流れに「平行」です。「垂直な軸」とした点が誤りです
4 ○(正しい) 電磁式は給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がないため耐久性に優れ、小流量から大流量まで広範囲な計測に適しています

選択肢3のポイント(ここが誤り)

2つの羽根車式は、水の当て方と軸の向きで分かれます。

型式 構造
接線流羽根車式計量室内の羽根車に、ノズルから接線方向に噴射水流を当てて回転させる
軸流羽根車式管状の器内の、流れに平行な軸を持つ螺旋状の羽根車を回転させる
電磁式給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がない

「軸流」は、流れの方向に沿った軸で羽根車を回すという意味です。垂直な軸では、流れを受け止める向きになってしまいます。

たて形軸流羽根車式では羽根車そのものが垂直に立ちますが、それは羽根車の設置向きの話で、軸流羽根車式の定義としては「流れに平行な軸」です。ここが混同しやすい箇所です。

書かれ方 正誤 出題年度
流れに垂直な軸をもつ螺旋状の羽根車令和5年
たて形は水平に設置された螺旋状羽根車令和元年

選択肢1も要点です。水道メーターは各水道事業者により使用する形式が異なるので、設計にあたってはあらかじめ確認します。

詳細は接線流羽根車式と軸流羽根車式の違いは?噴射水流を当てるか、流れに平行な軸で回すかで扱っています。

覚え方

  • 軸流羽根車式の軸は流れに平行。垂直とした肢は令和5年に誤り
  • 「軸流」という名前が、流れに沿った軸であることを表している。名前から向きが戻せる
  • たて形は羽根車が垂直に立つが、軸の定義は「流れに平行」。羽根車の設置向きと軸の向きは別
  • 接線流=ノズルから接線方向に噴射水流を当てる/電磁式=同じ呼び径の直管で機械的可動部がない
  • 水道メーターは各水道事業者により使用する形式が異なるので、設計前に確認する

理解度チェック

Q.

軸流羽根車式の軸は流れに対してどうか。

平行です。垂直な軸とした肢は令和5年に誤りでした。

Q.

接線流羽根車式はどう計量するか。

計量室内に設置された羽根車に、ノズルから接線方向に噴射水流を当てて回転させ、通過水量を積算表示します。

Q.

電磁式水道メーターの特徴は。

給水管と同じ呼び径の直管で機械的可動部がないため耐久性に優れ、小流量から大流量まで広範囲な計測に適しています。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和5年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問51=(3))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 各型式の構造は標準計画に記述がありません(「軸流羽根車」「接線流」は全ページで0件)。これらは各年度に出題された記述と公表された正答番号から確定したものです(令和元年 問48、令和4年 問48、令和5年 問51、令和6年 問53)。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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