令和5年度 学科試験2 問48は、給水用具に関する問題です。5つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとエです。
アは別の給水用具の説明を付け替えています。エは深さの向きが逆です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=誤/イ=正/ウ=正/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 流水抵抗によってこまパッキンが摩耗するのは甲形止水栓です。サーモスタット式の混合水栓の説明ではありません |
| 2 | ○(正しい) | シングルレバー式の混合水栓はシングルカートリッジを内蔵し、吐水・止水、吐水量の調整、吐水温度の調整ができます |
| 3 | ○(正しい) | 不凍給水栓は、外とう管が揚水管(立上り管)を兼ね、閉止時に揚水管及び地上配管内の水を排水できる構造を持ちます |
| 4 | ×(誤り) | 不凍水抜栓の排水口は、凍結深度より「深く」なるよう埋設深さを考慮します。「浅く」とした点が誤りです |
アの「こまパッキンの摩耗」は、行き先を変えながら繰り返し出ています。
| 付け替えられた先 | 出題年度 |
|---|---|
| サーモスタット式の混合水栓 | 令和5年 |
| ボール止水栓 | 令和6年 |
| 玉形弁 | 令和7年 |
3年度とも行き先が違いますが、正しい持ち主はいつも甲形止水栓です。「こまパッキン→甲形止水栓」と一本に決めておけば、どこに付け替えられても対応できます。
エは、凍結防止の考え方から向きが決まります。
凍結深度と埋設の考え方
凍結深度は地中温度が0℃になるまでの地表からの深さ。屋外配管は凍結深度より深く布設し、やむを得ず浅く布設する場合は保温材で防寒措置を講じる。
凍結深度より浅いところは凍る範囲です。そこに排水口を置けば、抜いた水がその場で凍ってしまいます。「排水口を凍結深度より浅くなるよう」とした肢は、令和5年に誤りとして出ています。
水抜き用の給水用具は、位置と排水の3点が繰り返し裏返されます。
| 正しい形 | 誤りとして出た書き換え |
|---|---|
| 水道メータの下流側で屋内立上り管の間 | 上流側(令和6年) |
| 排水は汚水ます等へ間接排水 | 直接接続(令和4年) |
| 排水口は凍結深度より深く | 凍結深度より浅く(令和5年) |
詳細は給水装置の凍結防止とは?水抜き用給水用具はメータの下流側で扱っています。
流水抵抗によってこまパッキンが摩耗するのはどの給水用具か。
甲形止水栓です。令和5年はサーモスタット式の混合水栓、令和6年はボール止水栓、令和7年は玉形弁に付け替えられ、いずれも誤りでした。
不凍水抜栓の排水口はどう埋設するか。
凍結深度より深くなるよう考慮します。浅くとした肢は令和5年に誤りでした。
シングルレバー式の混合水栓は何ができるか。
シングルカートリッジを内蔵し、吐水・止水、吐水量の調整、吐水温度の調整ができます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月