令和5年度 学科試験2 問41は、ライニング鋼管に関する問題です。4つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとウです。
アは役割の分担を逆にしています。強度を分担するのは鋼管、耐食性を分担するのはライニングです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=誤/イ=正/ウ=誤/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 強度を分担するのは鋼管、耐食性を分担するのはライニングです。設問は2つを逆にしています |
| 2 | ○(正しい) | 屋内配管にはSGP-VA、屋内配管及び屋外露出配管にはSGP-VB、地中埋設配管及び屋外露出配管にはSGP-VDが使用されるのが一般的です |
| 3 | ×(誤り) | 管端防食形継手は、硬質塩化ビニルライニング鋼管及びポリエチレン粉体ライニング鋼管の兼用です。「それぞれ別に規格化されている」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 管端防食形継手には内面を樹脂被覆したものと内外面とも樹脂被覆したものがあり、外面被覆管を地中埋設する場合は外面被覆等の耐食性を配慮した継手を使用します |
アは、名前から役割が読み取れます。
| 部分 | 分担するもの |
|---|---|
| 鋼管 | 強度 |
| ライニング(硬質ポリ塩化ビニル・ポリエチレン等) | 耐食性 |
樹脂を内面に貼っているのは、鋼が錆びるのを防ぐためです。樹脂に強度を持たせるためではありません。この向きを逆にした肢は令和5年に誤りとして出ています。
同じ論点は、別の書き方でも出ています。令和元年は「機械的強度は小さい」とした肢で、これも誤りでした。令和6年は逆に「機械的強度が大きく、耐食性に優れている」が正しい肢として出ています。
ウは、規格化の単位です。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 管端防食形継手は2種の管で兼用 | 正 | 令和6年 |
| 管の種類ごとにそれぞれ別に規格化されている | 誤 | 令和5年 |
イの記号は、3つセットで覚えます。地中埋設に使うのはSGP-VDで、令和6年には「SGP-VBは、地中埋設に適しており」とした肢が誤りとして出ています。
詳細はライニング鋼管とは?管端防食が要る理由と強度・耐食性の分担で扱っています。
鋼管とライニングは、それぞれ何を分担するか。
強度を分担するのが鋼管、耐食性を分担するのがライニングです。逆にした肢は令和5年に誤りでした。
管端防食形継手は管の種類ごとに別か。
兼用です。硬質塩化ビニルライニング鋼管及びポリエチレン粉体ライニング鋼管の兼用で、別々に規格化されているとした肢は令和5年に誤りでした。
地中埋設配管に使われるのはどの記号か。
SGP-VDです。屋外露出配管にも使われます。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月