令和4年度 学科試験2 問59は、建設工事公衆災害防止対策要綱に基づく交通対策に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとエです。
アは向きが逆、エは2か所が入れ替えられています。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢4(ア=誤/イ=正/ウ=正/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 車両の出入りは、交通流に対する背面からです。「正面から」とした点が誤りです |
| 2 | ○(正しい) | 道路上で土木工事を施工する場合は、道路管理者及び所轄警察署長の指示を受け、作業場出入口等に原則、交通誘導警備員を配置し、道路標識、保安灯、セイフティコーン又は矢印板を設置します |
| 3 | ○(正しい) | 一般の交通を迂回させる必要がある場合は、まわり道の入口及び要所に、運転者又は通行者に見やすい案内用標示板等を設置します |
| 4 | ×(誤り) | 移動さくは間隔をあけないように設置し、あけざるを得ない場合は間に安全ロープ等を張ります。「等間隔であける」「間に保安灯を設置」とした2か所が誤りです |
アは、要綱が向きを定めています。
建設工事公衆災害防止対策要綱(要旨)
作業場への車両の出入りは、できるだけ交通の支障とならないよう交通流に対する背面から行わなければならない。
背面と正面を入れ替えるのが、この論点の誤りの作り方です。令和6年には「背面から」と正しく書いた形で出ています。
交通の流れに逆らって出入りすると、対向してくる車と正面からぶつかる形になります。だから流れの後ろ側から出入りします。道路の側面で行う工事では、交通流に平行する部分からの出入りになります。
なお、作業場の交通流に対面する部分では、車両の進行方向に対して15度から30度の角度ですりつけ区間を設けます。
エは、2か所が同時に入れ替えられています。
| 論点 | 正しい形 | この年の誤りの形 |
|---|---|---|
| さくの並べ方 | 間隔をあけないように設置 | 等間隔であける |
| あける場合に間へ置くもの | 安全ロープ等を張ってすき間のないよう措置 | 保安灯を設置 |
移動さくの目的は、歩行者用通路と車道・作業場を明確に区分することです。すき間があれば人が入れてしまうので、間隔をあけません。
保安灯は、さく等に沿って高さ1m程度の位置に設置するもので、さくとさくの間に置くものではありません。
詳細は移動さくとは?間隔をあけない理由と、間に張るのは安全ロープで扱っています。
作業場への車両の出入りはどちらから行うか。
交通流に対する背面からです。「正面から」とした肢は令和4年に誤りとして出ています。
移動さくはどう並べるか。
間隔をあけないように設置します。あけざるを得ない場合は、移動さくの間に安全ロープ等を張ってすき間のないよう措置します。
さくの間に置くのは保安灯か。
違います。安全ロープ等です。保安灯はさく等に沿って高さ1m程度の位置に設置します。
> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月