令和4年度 学科試験1 問11は、給水管の取出しに関する問題です。5つの記述の正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはエだけです。排水しても水質確認は省けません。
「充分に排水すれば」という条件を付けて、義務を外す形です。排水と水質確認は別の作業です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=正/イ=正/ウ=正/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 断水してT字管、チーズ等により取り出す場合は、断水に伴う需要者への広報等に時間を要するので、充分に余裕を持って水道事業者と協議します |
| 2 | ○(正しい) | サドル付分水栓用ドリルは、エポキシ樹脂粉体塗装の場合とモルタルライニング管の場合とでは形状が異なります |
| 3 | ○(正しい) | 穿孔箇所には、穿孔部のさびこぶ発生防止のため、水道事業者が指定する防食コアを装着します |
| 4 | ×(誤り) | 不断水分岐作業の場合も、分岐作業終了後に水質確認を行います。「充分に排水すれば行わなくてもよい」とした点が誤りです |
水質確認は、排水では代えられません。
確認するのは、残留塩素の測定と、におい・色・濁り・味の5項目です。排水は管内の水を出すだけで、出てきた水が基準を満たしているかは別に確かめる必要があります。
この論点は、繰り返し出ています。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 充分に排水すれば、水質確認を行わなくてもよい | 誤 | 令和4年 |
| 分岐作業終了後に水質確認を行う | 正 | 令和5年・令和6年 |
イのドリルは、この問題では形状が異なるとだけ書かれています。先端角の具体的な値まで踏み込まない書き方なので、正しい肢になります。
| 配水管の内面仕様 | ドリルの先端角 |
|---|---|
| モルタルライニング管 | 118° |
| 内面エポキシ樹脂粉体塗装管 | 90°〜100° |
この割り当てを入れ替えた肢は、令和3年・令和6年・令和7年の3年度で誤りとして出ています。「形状が異なる」だけなら正しく、値を書いて入れ替えると誤りになります。
ウの防食コアも、装着する理由まで書かれています。穿孔部のさびこぶ発生防止のためで、「防錆剤を塗布する」とした肢は令和5年・令和7年に誤りでした。
詳細はサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。
不断水分岐作業で、排水すれば水質確認は省けるか。
省けません。排水は管内の水を出すだけで、水質確認は別に行います。
サドル付分水栓用ドリルの先端角は。
モルタルライニング管が118°、内面エポキシ樹脂粉体塗装管が90°〜100°です。
穿孔箇所に防食コアを装着する理由は。
穿孔部のさびこぶ発生を防止するためです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月