令和4年度 学科試験1 問32は、給水装置工事の基本調査に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはイとウです。どちらも確認先の割り当てを動かしています。
項目名はすべて実在します。間違っているのは、誰に確認するかのほうです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢1(ア=正/イ=誤/ウ=誤/エ=正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 基本調査は、計画・施工の基礎となるもので、調査の結果は計画の策定、施工、さらには給水装置の機能にも影響する重要な作業です |
| 2 | ×(誤り) | 屋外配管は現地調査で確認する項目です。水道事業者への調査項目に含めた点が誤りです |
| 3 | ×(誤り) | 現場の施工環境の確認先は埋設物管理者です。「所轄警察署への現場施工環境の確認」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 工事申込者への調査項目は、工事場所、使用水量、既設給水装置の有無、工事に関する同意承諾の取得確認などです |
標準計画の表-2.1.1が、確認先を4つに振り分けています。
| 確認先 | 項目 |
|---|---|
| 工事申込者 | 工事場所/使用水量/屋内配管/建築確認/既設給水装置の有無/工事に関する同意承諾の取得確認 |
| 水道事業者 | 配水管の布設状況/既設給水装置の有無 |
| 現地 | 屋外配管/道路の状況/各種埋設物の有無/現場の施工環境/受水槽方式の場合 |
| その他 | 道路の状況=道路管理者/各種埋設物の有無・現場の施工環境=埋設物管理者/同意承諾=利害関係者/分岐=所有者 |
イは「屋外配管」を水道事業者の欄から持ってきています。屋外配管は現地で見るもので、水道事業者に聞くのは配水管の布設状況です。
ウは、実在しない相手を入れています。この表に所轄警察署は出てきません。現場の施工環境の確認先は埋設物管理者です。
この表は、相手の入れ替えで繰り返し狙われています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 所轄警察署に現場施工環境を確認する | 令和4年 |
| 各種埋設物の有無を道路管理者に確認する | 令和5年・令和7年 |
| 受水槽方式の場合を水道事業者に確認する | 令和7年 |
道路管理者が出てくるのは「道路の状況」だけです。調査内容は種別(公道・私道等)、幅員、舗装別、舗装年次です。埋設物のほうは埋設物管理者で、種類・口径・布設位置を確認します。
なお既設給水装置の有無は、工事申込者・水道事業者・現地・所有者の4か所すべてに印が付いています。1つの項目に確認先が複数あることもあります。
詳細は給水装置工事の基本調査とは?埋設物は誰に確認するのかで扱っています。
現場の施工環境は誰に確認するか。
埋設物管理者です。所轄警察署とした肢は令和4年に誤りとして出ています。
各種埋設物の有無は誰に確認するか。
埋設物管理者です。道路管理者とした肢は令和5年と令和7年の2年度とも誤りでした。道路管理者に確認するのは道路の状況です。
屋外配管はどこで確認するか。
現地調査です。水道事業者に確認するのは配水管の布設状況と既設給水装置の有無です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月