令和3年度 学科試験1 問29は、給水装置の逆流防止に関する穴埋め問題です。呼び径20mmを超え25mm以下の吐水口空間について、ア〜オに入る語句と数値の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
正解は選択肢3です。
アとウは、どちらが水平でどちらが垂直かで決まります。水平距離の起点が近接壁、垂直距離の起点が越流面です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3(ア=近接壁/イ=50/ウ=越流面/エ=最下端/オ=50)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | イとオを100としています |
| 2 | ×(誤り) | アとウを入れ替え、エを中心、オを100としています |
| 3 | 正解 | 近接壁・50・越流面・最下端・50です |
| 4 | ×(誤り) | アとウを入れ替え、イを100、エを中心としています |
省令が、2つの距離を別々の言い方で定めています。
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 第5条第1項第2号イ
呼び径が二五ミリメートル以下のものにあっては、別表第二の上欄に掲げる呼び径の区分に応じ、同表中欄に掲げる近接壁から吐水口の中心までの水平距離及び同表下欄に掲げる越流面から吐水口の最下端までの垂直距離が確保されていること。
測る先が、片方は「中心」、もう片方は「最下端」です。アとウを入れ替えた選択肢は、この時点で消えます。
| 距離 | どこから | どこまで |
|---|---|---|
| 水平距離 | 近接壁 | 吐水口の中心まで |
| 垂直距離 | 越流面 | 吐水口の最下端まで |
数値は、呼び径の区分で決まります。
| 呼び径の区分 | 水平距離 | 垂直距離 |
|---|---|---|
| 13mm以下 | 25mm以上 | 25mm以上 |
| 13mmを超え20mm以下 | 40mm以上 | 40mm以上 |
| 20mmを超え25mm以下 | 50mm以上 | 50mm以上 |
水平と垂直が同じ数値なので、呼び径さえ分かれば1つの数字で足ります。イとオが違う値になっている選択肢は、それだけでおかしいと分かります。
越流面は水があふれ出す面で、越流管を設けている水槽ならその上端です。たまっている水の面(止水面)ではありません。水位が下がっていても、基準の位置は動きません。
この表を引かせる問題は、令和3年から令和7年まで4年度で出ています。令和3年は穴埋め、令和4年・令和5年・令和7年は図の問題でした。
詳細は吐水口空間とは?越流面から測る距離と呼び径ごとの数値で扱っています。
水平距離はどこからどこまで測るか。
近接壁から吐水口の中心までです。
垂直距離はどこからどこまで測るか。
越流面から吐水口の最下端までです。水平距離が中心までなのに対し、こちらは最下端までです。
呼び径20mmを超え25mm以下の値は。
水平距離・垂直距離とも50mm以上です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月