令和3年度 学科試験1 問10は、水道法施行規則第36条第1項第2号の「事業の運営の基準」に関する穴埋め問題です。ア〜エに入る語句の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
正解は選択肢5です。
ウから入ると速く決まります。この工事で異常を生じさせてはいけないのは配水管で、給水管ではありません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢5(ア=穿孔/イ=水道メーター/ウ=配水管/エ=正確な作業)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | アを点検、イを止水栓、ウを給水管、エを技術上の監理としています |
| 2 | ×(誤り) | アを点検、ウを給水管としています |
| 3 | ×(誤り) | イを止水栓、エを技術上の監理としています |
| 4 | ×(誤り) | ウを給水管、エを技術上の監理としています |
| 5 | 正解 | 穿孔・水道メーター・配水管・正確な作業です |
通知が定義をそのまま書いています。
平成9年8月11日 衛水第217号(要旨)
規則第36条第2号に規定する「適切に作業を行うことができる技能を有する者」とは、配水管への分水栓の取付け、配水管のせん孔、給水管の接合等の配水管から給水管を分岐する工事に係る作業及び当該分岐部から水道メーターまでの配管工事に係る作業について、配水管その他の地下埋設物に変形、破損その他の異常を生じさせることがないよう、適切な資機材、工法、地下埋設物の防護の方法を選択し、正確な作業を実施することができる者をいう。
4つの空欄は、それぞれ理由から決まります。
| 空欄 | 入る語と、そう決まる理由 |
|---|---|
| ア | 穿孔。分水栓の取付けと給水管の接合に挟まれた作業なので、点検ではなく穴をあける作業 |
| イ | 水道メーター。この基準が対象にする範囲の終点 |
| ウ | 配水管。守るのは掘り当てる側の管であって、これから作る給水管ではない |
| エ | 正確な作業。「実施できる者」につながるのは作業であって、監理ではない |
アは前後の語で決まります。「分水栓の取付け、配水管の___、給水管の接合等」と並んでいるので、間に入るのは穴をあける作業です。
この穴埋めは4年度で出ていますが、年度によって隠す場所が変わります。
| 年度 | 空欄になった語 |
|---|---|
| 令和元年・令和3年・令和6年 | 穿孔・水道メーター・配水管・正確な作業 |
| 令和4年 | 水道メーター・資機材・工法・防護 |
共通して隠されるのは「水道メーター」だけです。この基準が及ぶ範囲を示す語なので、毎回問われます。
詳細は水道法施行規則第36条とは?指定給水装置工事事業者の事業の運営の基準で扱っています。
「技能を有する者」が対象とする工事の範囲は。
配水管から給水管を分岐する工事に係る作業と、当該分岐部から水道メーターまでの配管工事に係る作業です。
異常を生じさせてはいけないのは何か。
配水管その他の地下埋設物です。これから作る給水管ではありません。
何を選択して何を実施できる者か。
適切な資機材、工法、地下埋設物の防護の方法を選択し、正確な作業を実施できる者です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月