令和3年度 学科試験2 問51は、直結加圧形ポンプユニットに関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。圧力タンクの目的はポンプ停止後の水圧保持で、停電時の給水ではありません。
「タンク」という語から、水をためて配るものだと読ませる形です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 製品規格はJWWA B 130:2005(水道用直結加圧形ポンプユニット)で、対象口径は20mm〜75mmです |
| 2 | ○(正しい) | 逆流防止装置はユニットの構成外機器で、通常は吸込側に設置しますが、吸込圧力を十分確保できない場合は吐出側に設置してもよいとされています |
| 3 | ○(正しい) | 1台が故障しても自動切替えにより給水する機能や、運転の偏りがないよう自動的に交互運転する機能等を有することを求めています |
| 4 | ×(誤り) | 圧力タンクの目的は、ポンプが停止した後の水圧保持です。「停電によりポンプが停止したときに水を供給するため」とした点が誤りです |
| 5 | ○(正しい) | 設置位置は保守点検及び修理を容易に行うことができる場所とし、これに要するスペースを確保します |
圧力タンクは、必須の機器でもありません。
圧力タンクを設けなくても、吐出圧力・吸込圧力・自動停止の性能を満足し、吐出圧力が保持できる場合は設置しなくてよいとされています。
停電時の給水が目的なら、必須でなければ困ります。「無くてもよい」という扱いから、目的が非常用の給水ではないと分かります。
この論点は、2年度で誤りとして出ています。
| 書かれ方 | 正誤 | 出題年度 |
|---|---|---|
| 停電によりポンプが停止したときに水を供給するため | 誤 | 令和元年・令和3年 |
| 規格に定める性能に支障が生じなければ設置する必要はない | 正 | 令和4年 |
選択肢2の逆流防止装置は、2段構えで押さえます。
| 扱い | |
|---|---|
| 位置づけ | ユニットの構成外機器 |
| 設置場所 | 通常は吸込側。吸込圧力を十分確保できない場合は吐出側でもよい |
この「吐出側でもよい」という形は、令和3年・令和6年・令和7年とも正しい肢として出ています。
構成に混ぜられるのは副弁付定水位弁です。これを構成機器に入れた肢が、令和元年と令和6年に誤りとして出ています。
詳細は直結加圧形ポンプユニットとは?吐水圧を決める3つと逆流防止装置の位置で扱っています。
圧力タンクの目的は。
ポンプが停止した後の水圧保持です。停電時に水を供給するためではありません。
逆流防止装置はどこに設置するか。
通常はユニットの吸込側です。吸込圧力を十分確保できない場合は吐出側に設置してもよいとされています。
直結加圧形ポンプユニットの構成に入らないものは。
逆流防止装置です。副弁付定水位弁を構成に混ぜた肢も誤りとして出ています。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月