給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和2年度 給水装置施工管理法 問60 を解説(すりつけは5パーセント)

令和2年度 学科試験2 問60は、建設工事公衆災害防止対策要綱に関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。段差が生じた場合は5パーセント以内の勾配ですりつけます。

「やむを得ない理由で周囲の路面と段差が生じた場合」という条件も、「勾配ですりつけなければならない」という手順もそのままです。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 段差が生じた場合は5パーセント以内の勾配ですりつけます。「10パーセント以内」とした点が誤りです
2 ○(正しい) 歩行者用通路と作業場との境は、移動さくを間隔をあけないように設置し、又は移動さくの間に安全ロープ等をはってすき間ができないよう設置します
3 ○(正しい) 通行を制限する場合、1車線となる場合は車道幅員3メートル以上、2車線となる場合は5.5メートル以上確保します
4 ○(正しい) 歩行者用通路は幅0.9メートル以上(高齢者や車椅子使用者等の通行が想定されない場合は幅0.75メートル以上)確保します
5 ○(正しい) 道路上に作業場を設ける場合は、原則として交通流に対する背面から工事車両を出入りさせます

選択肢1のポイント(ここが誤り)

この数値は、3年度にわたって出ています。

書かれ方 出題年度と正誤
10パーセント以内の勾配ですりつける令和2年・令和4年・令和5年(誤り)
5パーセント以内の勾配ですりつける令和7年(正しい

誤りはいつも、値を倍にする方向です。緩やかにすりつけるほど安全なので、数字が大きいほうが甘い条件になります。

段差が生じた場合は、すりつけたうえで標示板等を設置し、段差の存在を通行車両にあらかじめ知らせます。

この要綱は数値が交通対策に集まっている

項目 数値
段差のすりつけ勾配5パーセント以内
車道幅員1車線なら3m以上、2車線なら5.5m以上
歩行者用通路0.90m以上(想定されない場合は0.75m以上)、有効高さ2.1m以上
すりつけ区間の角度車両の進行方向に対して15度から30度

選択肢5の「背面」も定番

作業場への車両の出入りは、交通の支障とならないよう交通流に対する背面から行います。

「交通流に対する正面から」とした肢は、令和4年に誤りとして出ています。背面と正面を入れ替えるのが誤りの作り方です。

詳細は建設工事公衆災害防止対策要綱とは?公衆災害に当たるのはどれか移動さくとは?間隔をあけない理由と、間に張るのは安全ロープで扱っています。

覚え方

  • 段差のすりつけは5パーセント以内。「10パーセント以内」は令和2年・令和4年・令和5年で誤り
  • ★誤りはいつも値を倍にする方向。数字が大きいほど甘い条件になる
  • 車道幅員=1車線3m以上・2車線5.5m以上/歩行者用通路=幅0.90m以上(0.75m以上)・有効高さ2.1m以上
  • ★車両の出入りは交通流に対する背面から。「正面」とした肢は令和4年に誤り
  • 移動さくは間隔をあけない、又は間に安全ロープ等をはってすき間ができないようにする

理解度チェック

Q.

段差が生じた場合の勾配は。

5パーセント以内ですりつけます。10パーセント以内とした肢は3年度で誤りでした。

Q.

通行を制限して1車線にする場合の車道幅員は。

3メートル以上です。2車線となる場合は5.5メートル以上です。

Q.

作業場への車両の出入りはどちらからか。

原則として交通流に対する背面からです。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和2年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問60=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編)」。段差のすりつけ勾配、車道幅員、歩行者用通路の幅と有効高さ、移動さく、作業場への車両の出入りは同要綱によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和4年度」「令和5年度」「令和7年度」の各学科試験2 問題および各年度の正答番号。すりつけ勾配と車両の出入りの向きに関する年度比較は各年度の問題によります。
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