令和2年度 学科試験1 問12は、サドル付分水栓の穿孔工程に関する問題です。(1)から(5)までの手順の記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。弁は全開にします。
キャップを取り外すことも、弁の動作を確認することも、そのまま書かれています。最後の一語だけが裏返っています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ポリエチレンスリーブは、取付け位置の中心線より20cm程度離れた両位置を固定用ゴムバンド等で固定してから中心線に沿って切り開き、固定した位置まで折り返します |
| 2 | ○(正しい) | ボルトナットの締め付けは全体に均一になるように行います |
| 3 | ×(誤り) | 弁は全開にします。「全閉にする」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | 頂部に穿孔機を静かに載せ、サドル付分水栓と一体となるように固定します |
| 5 | ○(正しい) | 刃先が管面に接するまでハンドルを静かに回転させ、最初はドリルの芯がずれないようにゆっくり下げます |
理由は構造から出ます。
弁が閉じていたら、ドリルが通りません。穿孔機は弁の上に載せるので、弁を開けておかないと刃が配水管まで届きません。
この一語は、5年度にわたって誤りとして出ています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 弁体が全閉状態になっているか確認する | 平成27年・令和元年 |
| 弁を全閉にする/全閉であることを確認する | 令和2年・令和3年・令和6年 |
取付け前の確認でも、穿孔直前の操作でも、答えは全開です。場面が変わっても向きは変わりません。
平成27年 問12(適当なものはどれか)の正解肢
配水管がポリエチレンスリーブで被覆されている場合は、サドル付分水栓取付け位置の中心から20cm程度離れた両位置をゴムバンド等により固定してから切り開き、ゴムバンドの位置まで折り返し、配水管の管肌をあらわす。
令和2年はこれとほぼ同じ文を、正しい肢のほうに置いています。数字は20cmで動いていません。
詳細はサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。
穿孔の前、弁はどの状態にするか。
全開です。全閉とした肢は5年度で誤りとして出ています。
なぜ全開なのか。
弁が閉じているとドリルが通らないためです。穿孔機は弁の上に載せます。
ポリエチレンスリーブはどこで固定するか。
サドル付分水栓取付け位置の中心線より20cm程度離れた両位置です。
> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月