令和2年度 学科試験1 問33は、直結式給水による30戸の集合住宅での同時使用水量を求める問題です。5つから最も適当なものを1つ選びます。
標準化した同時使用水量により計算する方法です。
設問が3つの表を用意しているので、どの表をどの順で引くかが決まれば答えが出ます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 750 L/min |
| 2 | ×(誤り) | 780 L/min |
| 3 | ×(誤り) | 810 L/min |
| 4 | 正解 | 840 L/min |
| 5 | ×(誤り) | 870 L/min |
手順は3段です。
| 段 | やること | 引く表 |
|---|---|---|
| 1 | 1戸当たりの給水用具の個数と使用水量の合計を出す | 表-1 |
| 2 | 個数から同時使用水量比を引き、1戸当たりの同時使用水量を出す | 表-2 |
| 3 | 戸数から同時使用戸数率を引き、掛ける | 表-3 |
設問の表-1には、給水用具が6つ並んでいます。
| 給水用具 | 使用水量(L/min) |
|---|---|
| 台所流し | 20 |
| 洗濯流し | 20 |
| 洗面器 | 10 |
| 浴槽(和式) | 30 |
| 大便器(洗浄タンク) | 15 |
| 手洗器 | 5 |
| 合計 | 6個・100 L/min |
1個当たりの平均は 100 ÷ 6 です。
表-2で総末端給水用具数6を引くと、同時使用水量比は2.4です。
1戸当たりの同時使用水量 = (100 ÷ 6) × 2.4 = 40 L/min
表-3で30戸を引くと、21〜30戸の区分にあたるので同時使用戸数率は70%です。
30 × 0.7 = 21戸/40 × 21 = 840 L/min
| つまずき | 正しい見方 |
|---|---|
| 使用水量の合計に比を掛ける | 掛けるのは1個当たりの平均(合計÷個数) |
| 戸数の区分をずらす | 30戸は21〜30の区分。31〜40ではない |
2つの表は掛ける相手が違います。表-2は1戸の中の話、表-3は戸数の話です。
詳細は同時使用水量とは?一戸建て・集合住宅・事務所ビルで変わる6つの算定方法で扱っています。
同時使用水量比は何に掛けるか。
1個当たりの平均使用水量、つまり合計を個数で割った値です。合計にそのまま掛けません。
30戸の同時使用戸数率はどの区分か。
21〜30戸の区分で70%です。
表-2と表-3の違いは。
表-2は1戸の中の給水用具の話、表-3は戸数の話です。掛ける相手が違います。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月