令和2年度 学科試験2 問50は、直結加圧形ポンプユニットに関する問題です。5つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢5です。復帰の条件を「あらかじめ設定された時間を経過すると」と断定しています。
吸込側の圧力が異常に低下したときに自動停止すること自体は、正しく書かれています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢5
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 給水装置の構造及び材質の基準に適合し、配水管への影響が極めて小さく、安定した給水ができるものでなければなりません |
| 2 | ○(正しい) | 配水管から直圧で給水できない建築物に、加圧して給水する方式で用いられます |
| 3 | ○(正しい) | 始動・停止による配水管の圧力変動が極小であり、ポンプ運転による配水管の圧力に脈動が生じないものを用います |
| 4 | ○(正しい) | 制御盤は、ポンプを可変速するための機能を有し、漏電遮断器、インバーター、ノイズ制御器具等で構成されます |
| 5 | ×(誤り) | 「あらかじめ設定された時間を経過すると、自動復帰し運転を再開する」と断定した点が誤りとされました。 |
この論点は、書き方を変えて何度も出ています。
| 復帰についての書かれ方 | 出題年度と正誤 |
|---|---|
| 水圧が復帰した場合には自動復帰すること | 令和5年 問46(正しい) |
| 手動で復帰させなければならない | 令和4年 問54・令和6年 問48(誤り) |
| あらかじめ設定された時間を経過すると自動復帰し運転を再開する | 令和2年 問50・令和7年 問47(誤り) |
自動復帰すること自体は、令和5年に正しい肢として出ています。
誤りになっているのは、そこに条件を足した書き方のほうです。「手動で」と限定しても、「設定時間の経過で」と限定しても、どちらも誤りにされています。
この論点は、断定した書き方の肢が来たら疑うのが扱い方です。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 構成機器 | ポンプ、電動機、制御盤、バイパス管、圧力発信機、流水スイッチ、圧力タンク等 |
| 制御盤 | 漏電遮断器、インバーター、ノイズ制御器具等 |
| 逆流防止装置 | 構成外の機器。通常はユニットの吸込側 |
| 圧力タンク | ポンプが停止した後の水圧保持のため(停電時の給水ではない) |
副弁付定水位弁を構成に混ぜた肢が、令和元年と令和6年に誤りとして出ています。
詳細は直結加圧形ポンプユニットとは?吐水圧を決める3つと逆流防止装置の位置で扱っています。
吸込側の圧力が異常低下したときの復帰はどう出題されているか。
「手動で復帰させる」も「設定時間の経過で自動復帰する」も、どちらも誤りとして出ています。自動復帰すること自体は令和5年に正しい肢でした。
制御盤は何で構成されるか。
漏電遮断器、インバーター、ノイズ制御器具等です。ポンプを可変速するための機能を有します。
圧力タンクの目的は。
ポンプが停止した後の水圧保持です。停電時の給水ではありません。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月