給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和元年度 給水装置工事法 問16 を解説(地色も位置も決まっている)

令和元年度 学科試験1 問16は、給水管の明示に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはイとウです。どちらも「決まっているもの」を自由にする形です。

イは地色を事業者ごとにし、ウは位置を任意にしています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢2(ア=正/イ=誤/ウ=誤/エ=正)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 道路部分に布設する口径75mm以上の給水管には、明示テープ等により管を明示しなければなりません
2 ×(誤り) 明示テープの地色は建設省道路局の通達に基づくもので、全国で統一されています。「道路管理者ごとに定められており」とした点が誤りです
3 ×(誤り) 明示シートは設置する位置まで決められています。「任意の位置に設置する」とした点が誤りです
4 ○(正しい) 宅地部分では、維持管理上必要がある場合に明示杭等により位置を明示します

選択肢イ・ウのポイント(ここが誤り)

2つの誤りは、同じ作り方です。

自由にされたもの 実際は
明示テープの地色全国で統一(建設省道路局の通達)
明示シートの位置設置する位置まで決められている

明示は「掘る人が見て分かる」ためのものです。地色が地域ごとに違ったら、他所から来た作業者に伝わりません。

位置を任意にできるなら、掘っても見つからない可能性が残ります。どちらも、明示という目的そのものを壊します。

この2つは、複数の年度で誤りとして出ています。

誤りとして出た形 出題年度
地色は道路管理者ごとに定められている令和元年・令和5年
明示シートを任意の位置に設置する令和元年・令和4年・令和5年

アとエは、道路と宅地で使い分けます。

場所 対象 明示の方法
道路部分口径75mm以上明示テープ・明示シート等
宅地(敷地)部分維持管理上必要な場合明示杭(見出杭)・明示鋲等

道路は口径で決まり、宅地は必要性で決まります。管路や止水用具の位置は、オフセットを測定して明らかにします。

詳細は給水管の埋設深さは何mか?道路1.2mと宅地0.3mの使い分けで扱っています。

覚え方

  • 明示テープの地色は全国で統一。明示シートは設置する位置まで決められている
  • ★2つとも「決まっているもの」を自由にする形
  • ★理由=明示は「掘る人が見て分かる」ためのもの。地色が地域ごとに違えば他所から来た作業者に伝わらない
  • 道路部分は口径75mm以上で明示テープ等、宅地部分は維持管理上必要な場合に明示杭
  • 道路は口径で決まり、宅地は必要性で決まる

理解度チェック

Q.

明示テープの地色は誰が決めているか。

建設省道路局の通達に基づき全国で統一されています。道路管理者ごととした肢は令和元年と令和5年に誤りです。

Q.

明示シートは任意の位置に設置してよいか。

いけません。設置する位置まで決められており、任意とした肢は3年度で誤りです。

Q.

道路部分で明示が必要になる口径は。

75mm以上です。宅地部分は維持管理上必要がある場合に明示杭等で位置を明示します。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和元年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問16=(2))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。施工の手順・数値は同資料の記述によります。
  • 建設省道路局通達(埋設物件の明示に関するもの)。明示テープの地色が全国で統一されていることは同通達によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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