令和元年度 学科試験1 問15は、給水管の配管工事のうち曲げ加工に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。銅管で曲げ加工をするのは軟質のコイル管で、硬質銅管ではありません。
工具の名前(専用パイプベンダー)は正しく書かれています。替えられているのは管種のほうです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ステンレス鋼鋼管の曲げ加工はベンダーにより行い、加熱による焼曲げ加工等は行いません |
| 2 | ○(正しい) | ステンレス鋼鋼管の曲げの最大角度は、原則として90°(補角)とします |
| 3 | ×(誤り) | 銅管で曲げ加工をするのは軟質のコイル管です。「硬質銅管」とした点が誤りです |
| 4 | ○(正しい) | ポリエチレン二層管(1種管)の曲げ半径は、管の外径の20倍以上とします |
管種ごとに、曲げ方が決まっています。
| 管種 | 曲げ加工 |
|---|---|
| ステンレス鋼鋼管 | ベンダーで行う。曲率半径は口径の4倍以上、最大角度は90度(補角) |
| 銅管 | 曲げるのは軟質のコイル管 |
| ポリエチレン二層管 | 屈曲半径は管の外径の20倍以上 |
「硬質」と名の付く管を曲げると書いてあったら、そこを疑ってください。
この論点は、年度で管種を入れ替えて出ています。
| 出題年度 | 出た管種 | 扱い |
|---|---|---|
| 令和元年 | 硬質銅管 | 誤り |
| 令和7年 | 被覆銅管の軟質コイル管 | 正しい |
同じ文の中で、管種だけを差し替えています。
ステンレス鋼鋼管の記述は、資料にそのまま並んでいます。
給水装置標準計画・施工方法(要旨)
i)管の曲げ加工は、ベンダーにより行い、加熱による焼曲げ加工等は行ってはならない。
iii)曲げの最大角度は、原則として90度(補角)とし、曲げ部分にしわ、ねじれ等がないようにする。
加熱による焼曲げの禁止と90度(補角)は、令和元年と令和7年の両方で正しい肢として出ています。ここは素直に覚えて構いません。
詳細は給水管の配管工事の留意事項とは?離隔30cm・曲げ配管の条件・各階の止水栓で扱っています。
銅管で曲げ加工ができるのはどの管か。
軟質のコイル管です。硬質銅管の曲げ加工とした肢は令和元年に誤りとして出ています。
ステンレス鋼鋼管の曲げの最大角度は。
原則として90度(補角)です。ベンダーで行い、加熱による焼曲げ加工は行いません。
ポリエチレン二層管(1種管)の曲げ半径は。
管の外径の20倍以上です。
> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月