給水装置工事主任技術者 独学ガイド

  1. HOME
  2. 給水装置工事法
  3. > 平成30年度 問10

平成30年度 給水装置工事法 問10 を解説(滑らせず持ち上げる)

平成30年度 学科試験1 問10は、サドル付分水栓の穿孔に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りはイとウです。

イは移動のさせ方を裏返しています。ウはホースの先を下水溝に直接つないでいます。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢3(ア=正/イ=誤/ウ=誤/エ=正)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 取付ける前に弁体が全開状態になっているか、パッキンが正しく取付けられているか、塗装面やねじ等に傷がないか等を確認します
2 ×(誤り) サドル取付ガスケットを保護するため、持ち上げて移動させます。「持ち上げて移動させてはならない」とした点が誤りです
3 ×(誤り) ホース先端を下水溝に直接接続するとした記述は、平成24年・平成27年・平成30年・令和2年の4年度とも誤りとされています。
4 ○(正しい) 防食コアの取付けは、ストレッチャ先端にコア取付け用ヘッドを取付け、そのヘッドに該当口径のコアを差し込み、非密着形コアの場合は固定ナットで軽く止めます

選択肢イ・ウのポイント(ここが誤り)

イは、3年度の出題を並べると形が1つに決まります。

書かれ方 出題年度と正誤
配水管に沿って前後に移動させてはならない平成24年 問11(正しい
配水管の表面を滑らせて移動させる平成27年 問12(誤り)
持ち上げて移動させてはならない平成30年 問10(誤り)

3つを重ねると、滑らせるのは駄目で、持ち上げるのは駄目ではない、という形になります。

理由は、どの年度の肢にも書かれています。サドル取付ガスケットを保護するためです。配水管の表面をこすれば、ガスケットが傷みます。

ウは4年度目

吐水部又は穿孔機の排水口に排水用ホースを連結すること自体は、どの年度でも書き換えられていません。

誤りになるのは、その先を下水溝に直接つなぐところです。

アは「全開」で正しい形

この論点は、全閉とした肢が5年度で誤りになっています。

平成30年は逆に、全開と正しく書いた肢として出しました。弁が閉じていたらドリルが通らないので、答えはどちらの向きでも全開です。

詳細はサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。

覚え方

  • 取付け位置を変えるときは持ち上げて移動滑らせてはいけない
  • ★3年度を重ねると形が決まる=平成24年「前後に移動させてはならない」=正しい/平成27年「滑らせて移動」=誤り/平成30年「持ち上げて移動させてはならない」=誤り
  • ★理由は肢に書いてある=サドル取付ガスケットを保護するため。表面をこすれば傷む
  • ★ホース先端を下水溝に直接接続する記述は、平成24年・平成27年・平成30年・令和2年の4年度とも誤り
  • ★アは「全開」と正しく書いた肢。全閉とした肢は5年度で誤り

理解度チェック

Q.

サドル付分水栓の取付け位置を変えるときは。

サドル取付ガスケットを保護するため、持ち上げて移動させます。滑らせてはいけません。

Q.

排水用ホースの先端はどうするか。

下水溝に直接接続するとした記述は、4年度とも誤りとされています。

Q.

取付ける前に弁体はどの状態か確認するか。

全開状態です。全閉とした肢は5年度で誤りとして出ています。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成30年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問10=(3))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成24年度」問11、「平成27年度」問12、「令和2年度」問11・問12の各学科試験1 問題および各年度の正答番号。移動のさせ方と排水ホースの扱いは各年度の問題と正答番号から確定したものです。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」。サドル付分水栓の取付けと穿孔、防食コアの挿入は同資料によります。
  • 排水用ホースの先端をどのように処理するのが正しいかについては、資料から確定できませんでした。下水溝へ直接接続するとした記述が4年度とも誤りとされている事実だけを書いています。
T

この記事を書いた人

T

給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

▼平成30年度 給水装置工事主任技術者試験▼

▼カテゴリ一覧▼

T

T

給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、一次資料にあたって整理しています。

Topへ >>